Sparty、パーソナライズドD2Cソリューションの提供開始

粧業日報 2020年8月19日号 5ページ

カンタンに言うと

  • パーソナライズドD2Cソリューションを専門とする「Sparty Creative Studio」を発足
Sparty、パーソナライズドD2Cソリューションの提供開始
 パーソナライズシャンプー「MEDULLA」を開発・販売するSparty(本社:東京都渋谷区、深山陽介社長)は、サブスクリプションビジネス支援サービスを提供するテモナと共同で、パーソナライズドD2Cソリューションの提供を7月より開始する。Spartyはこの提供を開始するにあたり、パーソナライズドD2Cソリューションを専門とする「Sparty Creative Studio」を発足した。

 スマートフォンや様々なインターネットサービスの普及に伴い、生活者の購買行動は変化した。大量生産・大量消費の時代から徐々に移り変わり、生活者は他の誰でもなく自分が欲しいものを、より便利な手段で、自分にぴったりのタイミングに、手に入れることを求めている。

 こうした生活者の高度なニーズに応えるべく、メーカーも変革を求められている。顧客から得た多様なデータを生かし、企画から販売までの全行程をスピーディーに商品やサービスを改善する必要性が叫ばれる中で生まれたのが、D2C(Direct to Consumer:消費者へ直接的に商品を販売する仕組み)というビジネスモデルだ。

  Spartyは、2018年からD2Cモデルでパーソナライズされた商品を展開するブランド「MEDULLA」「HOTARU PERSONALIZED」を展開し、拡大を続けてきた。

 「MEDULLA」は立ち上げから2年で14万人の会員を突破。2020年7月時点では16万人の会員を超えた。また、「HOTARU PERSONALIZED」は5月22日のリリースから3週間で、1万人以上がパーソナライズ診断を体験した。

 社会の変化を事業運営を通じて実感する中、Spartyの持つD2Cモデルとパーソナライズの仕組みを世に広く展開することで、社会をより前進できると感じ、今回、「Sparty Creative Studio」を発足し、サブスクストアを提供するテモナ社と共同でサービスを開始することにした。

 今回、「HOTARU PERSONALIZED」などの診断ソリューションを基盤にしたEC事業者向けの新たなパーソナライズドD2Cソリューションを提供する。役割に関しては、システム提供をテモナが、コンセプト・デザイン・UX設計をSpartyが担当する予定だ。

 今後は、サブスクリプション支援サービスとして1700社の導入実績を持つテモナと、パーソナライズヘアケアで販売開始からわずか2年で会員数14万人を突破したSpartyの相互の強みを生かしながら、さらなるサービスの強化と新たな顧客体験の創造を目指していく。
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