ダリヤ 野々川純一社長、試練の海を泳ぐ

週刊粧業 2021年1月1日号 44ページ

ダリヤ 野々川純一社長、試練の海を泳ぐ
 新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延が広く経済に飛び火し、長期化も余儀なくされています。

 当社は創業から70年の間、「美しいってなんだろう」を常に考え、髪をきれいにする、そんな何気ない積み重ねが日々の幸せをつくるという信念のもと、商品開発を進めてまいりました。

 試練ともいえる未曾有の出来事を目の当たりにした今だからこそ、メーカーである私たちが前を向き、お客様に新しい発見と笑顔をお届けする使命があると強く感じます。

 大切なことは「脱・今までのやり方」から「拡・これからの考え方」への方向転換です。「もの」を作り「買っていただく」上で、骨格になるのは次の5つと考えています。

 まず、1つ目は商品開発の強化と拡充で、新時代が求める商品開発と新分野も視野に入れた研究の推進と品質の向上により、柔軟で大胆な発想の転換を目指します。

 2つ目は、営業力の強化と戦略で、エリアマーケティングを強化し、市場からの学びと発見を反映させた営業と販売戦略を実施します。

 3つ目は、柔軟なマーケティングであり、市場に刺激を与え、浸透する効率のよい総合型マーケティングを実践します。

 4つ目は、企画力と創意力の進化で、多様化するお客様のニーズや新しい生活様式の提案に向け、創造性豊かな商品やプロモーションの企画を積極的に生み出していきます。

 5つ目は、組織の元気と活性で、ひとりひとりの元気と強い向上心を結集させ、部門の垣根を越えた働き甲斐や達成感の共有により人材を人財にすることを目指します。

 昨年からテレワークやソーシャルディスタンスの確保が推奨されておりますが、距離が離れていても想いをひとつにし、活発な議論や意見交換のある仕事の現場を定着していかねばなりません。

 スタッフや仲間の心身の健康と健全が、この時代を乗り越える原動力になっていくと思います。
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