岩瀬コスファ、市場トレンドをテーマにウェビナー配信

週刊粧業 2021年1月1日号 21ページ

カンタンに言うと

  • ウィズコロナの新たな営業ツールに
岩瀬コスファ、市場トレンドをテーマにウェビナー配信
 原料商社大手の岩瀬コスファでは2020年4月から、月に1度のペースでウェビナーを配信している。

 緊急事態宣言が発出されるなど、コロナ禍でリモートワークが急速に広がる中、新たな営業施策としてウェビナーをはじめとした、オンラインでの情報発信にも力を入れている。

 4月の初回ウェビナーでは、コロナ禍で需要が急拡大したハンドサニタリーおよびハンドケア製剤関連原料をテーマにするなど、市場動向や社会トレンドを反映したテーマ設定の下、クライアントのニーズに即した原料を紹介している。

 さらに、コロナ禍で従来のような新人研修が難しくなったクライアントに対し、共同で基礎研修に近いテーマでのウェビナーも開催した。

 配信後の反響も大きく、特に20年上半期は全社的にテレワークを実施するクライアントが多い中でも、直接訪問できない状況下で製品を紹介することができた。下半期も継続的な参加者が多く、具体的なサンプル依頼などの引き合いにもつながっている。

 また、同社のウェビナーは事前収録した動画を配信する形式をとっているため、「予定を組みやすい」という声もあるようだ。加えて、こうしたオンライン施策により、これまで以上に多くの顧客とのコミュニケーションが活発化している。

 集客に向けたプロモーションとしては、20年1月から配信しているメールマガジンに加え、日頃の営業ワークの中で各クライアントへメール等で直接案内を出している。

 なお、メールマガジンではウェビナー告知のほか、イチオシ原料の紹介やコンテンツ配信、同社の研究開発に関する情報等を発信している。

 さらに、オンライン施策としてHPでは原料の使い方などを紹介する動画を掲載しており、継続して新たな情報提供に力を入れている。

 今後も各テーマに基づいて、引き続き月に1度のペースでウェビナーを配信していくという。

 コロナ禍をきっかけに急速に広がったリモートワークは、今後も続いていくことが予想される。これまでのリアルでの営業活動に加え、同社は新しい営業の形としてオンラインでの情報発信に注力していく。

 さらに今後は「動画配信だけでなく、ライブ配信なども検討していく」という。スムーズな質疑応答や実際に製品に触ることができるリアル開催に対し、ウェビナー特有の課題解決にも注力している。
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