OEM、国内外のEC市場を中心に伸長

週刊粧業 2021年2月22日号 9ページ

カンタンに言うと

  • 今後は幅広いサポートの展開を
OEM、国内外のEC市場を中心に伸長
 OEMは、マーケティングから海外進出までワンストップで商品開発をサポートしている。

 唐戸嶋英貢代表に話を伺った。

 ――現況についてお聞かせください。

 唐戸嶋 今期は非常に好調な業績で着地する見込みで、国内市場でのクライアントが好調であるのに加え、海外市場での成功が大きく影響している。

 フランスで700店舗を展開するバラエティショップのプライベートブランドについては、今まで店販用のみの製造を請け負っていたが、EC販売を開始したところ、フットケア用品が非常に好調で受注が増加した。

 当社は、クライアントがEC事業者中心となっている。さらに、2年前からEC市場に照準を絞っていたことで、コロナ禍でも好調に推移した。

 新規顧客からの問い合わせ件数も右肩上がりだ。現在も積極的にホームページの拡充、集客や顧客フォローに注力している。

 さらに、テレワークをいち早く導入し、通勤に費やしていた時間を有意義に活用することにより、仕事の効率化を実現できたと感じている。

 ――今後の展望についてお聞かせください。

 唐戸嶋 徳島大学と共同して開発した、発毛・育毛の効果を促進する独自原料「チャーガエキス」を活用したヘアケア用品のOEM・ODM受託にも引き続き注力していく。

 同原料は特許を取得しており、競合他社のいない市場での利益獲得を目指す。

 また、DXを利用したワンストップサービスを来期から手掛けていく方針で、製造だけに止まらず、その後の商品販促まで幅広くサポートする。

 社員全体を対象としたスタッフ育成にも注力する。現在は営業社員に向けてDX化に関する研修を実施中だ。

 当社は設立当初からタイとのパイプが強く、東南アジアは、引き続きタイを拠点として事業展開を行っていく。

 タイの医療機関と共同で進めていたドクターズコスメの製造については、コロナ禍により医療関係者とのウェブ会議が難しい状況にあり、今後どのように進めていくかが課題となっている。

 今後の取り組みとしては、東南アジアに向けたウェブ展示会の実施を企画しており、現在、タイの代理店と戦略を構想中だ。
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