日本触媒、独自技術を活かした協業で新価値創出

C&T 2021年3月15日号 86ページ

カンタンに言うと

  • 触媒技術など自社の研究基盤を強みに他社との共同研究で早期実用化を目指す
  • ポリマーを核に新規素材の開発を推進、「低刺激性」や「エシカル」に対応も

日本触媒、独自技術を活かした協業で新価値創出
 化学メーカーの日本触媒は、自社独自の触媒技術を核に新たな技術開発を推進し、事業領域を広げている。

 2017年度から20年度までの後半中期経営計画「新生日本触媒2020 NEXT」では、化粧品素材分野を新規事業領域に位置づけ、化粧品素材の開発・販売から将来的なOEM事業の展開も視野に、化粧品準備室を17年7月に立ち上げた。

 19年4月には、企画・営業と研究の協力体制を整えて「化粧品事業室」に変更し、本格的に動き出している。

触媒技術など自社の研究基盤を強みに
他社との共同研究で早期実用化を目指す

 同社は、酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを展開しており、化粧品業界に近しい領域では、紙おむつに使われる高吸水性樹脂(SAP)で世界1位のシェアを獲得している。

 同社が掲げた「後半中期経営計画」では、そのような独自技術で確立した既存事業のさらなる強化を図りつつ、自社研究基盤を活かし、企業との協業・共同開発により新領域・新事業の開拓を進める。

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