アルビオン、沖縄県うるま市に研究所を開設

粧業日報 2021年5月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 2年後の機能性植物・海洋資源の原料化、3年後の製品化を目指す
アルビオン、沖縄県うるま市に研究所を開設
 アルビオンは、沖縄由来の植物や海洋資源の化粧品原料化を目指し、4月19日に5番目の研究施設として「アルビオン沖縄研究所」(所在地:沖縄県うるま市字州崎12-75 沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター 研究棟205号室)を開設した。

 「価値ある高級化粧品づくり」を実現するには、研究開発・技術力の向上が不可欠なことから、同社では、最新の皮膚科学に基づく研究開発、安全性を徹底検証する各種試験や肌への効果測定などを実施し、肌への効果が実感できる満足度の高い商品を生み出すことに日々取り組んでいる。

 今回、独自の植物や海洋資源の宝庫である沖縄に新たに研究所を開所することにより、さらなる化粧品原料の開発に努めていく。

 同社ではこれまで、2010年に開所したアルビオン白神研究所をはじめ4カ所(東日本橋研究所、白神研究所、スリランカ伝統植物研究所、横浜研究室)に研究施設を設け、化粧品原料の研究・開発、植物栽培などを行ってきた。

 今後は沖縄研究所をはじめそれぞれの施設で、その特性を活かした研究を推進することにより、顧客の期待を超える新しい化粧品づくりに挑戦していく。

 2013年に発売した「エクラフチュール」では、沖縄県渡名喜(となき)島に自生している野生のブドウ「リュウキュウガネブ」の葉エキスを開発し、製品化につなげたが、その取り組みを機に沖縄素材と接点を持つようになっていったという。

 その後、沖縄の企業誘致促進プログラムへの参加や、県内の研究機関と連携した原料開発体制の確立などを経て、沖縄研究所の開設にこぎつけた。

 今後は、沖縄研究所を起点に、沖縄由来の植物や海洋資源の新規化粧品原料の開発を行う。

 同じ素材から作られた化粧品原料でも製法によって得られる成分や機能性が異なるため、豊富なデータベースや分析機器を用いて狙った機能をもつ原料を作り出していくことを構想している。

 まずは、2年後に沖縄の魅力ある希少性や機能性の高い植物、海洋資源を原料化し、3年後に製品へ配合することを目標にしていく。
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