アルビオン、マダガスカルでスクールキットを無償提供

粧業日報 2021年7月13日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 化粧品原料の生産地で子供たちの未来を支援するプロジェクト
アルビオン、マダガスカルでスクールキットを無償提供
 アルビオンは、社会貢献活動の一環として、化粧品原料となる植物の生産地・マダガスカルの子供たちへスクールキットの無償配布を行った。



 同社ではかねてから独自成分の研究開発に力を入れ、固有植物が豊富に宿るマダガスカルに着目した植物の探索を行っており、2016年には固有種の「アッセンビー」をはじめとした希少な植物エキスを配合し、アルビオン最高峰のスキンケアシリーズ「エクシアアンベアージュ」を発売している。



 そのような経緯から、マダガスカルの貴重な植物を成分として使用するだけでなく、マダガスカルの発展に貢献したいという想いのもと、2013年より学校支援プロジェクトを実施。学校生活に必要なリュック・文房具をセットにしたスクールキットの配布を主に、2016年にはアルビオンの創立60周年記念事業の一環として小学校、中学校の新校舎を寄贈している。

 2020年度は新型コロナウイルスのパンデミックという世界的な災禍に見舞われ、中止せざるを得なかったが、2021年度はマダガスカルの感染状況などを考慮しつつ支援活動を再開し、日本のNPO「エコロジーオンライン」、現地の会社「マダガスカル・サービス」、現地のNGO「マダガスカル・みらい」の協力のもと、新たに感染対策のオリジナルマスクを加えたスクールキットを3校、計220人の子供たちに届けた。

 マダガスカルは学校も少なく、子供たちの約半数が学校に通えないことから教育レベルの低さが大きな課題となっている。

 また、希少な固有種を多く保有するマダガスカルには、その植物資源に注目した一部の諸外国や、企業により適正価格で取引がなされないといった問題も抱えている。



 同社では、サステナビリティ、トレーサビリティ、フェアトレードの考えを軸に、このプロジェクトを通じて、マダガスカルの未来を担う子供たちに学びの機会を提供するとともに、自身の国の貴重な植物資源の価値を理解し自分たちで守っていけるようにサポートしていく。

 また、感染対策のマスクを現地生産することで雇用を生み、マダガスカルの人々の経済的自立もサポートしていく。
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