バスクリン、多様化に対応した商品戦略が奏功

週刊粧業 2021年9月13日号 8ページ

カンタンに言うと

  • ファインヒートで使い分けも新提案
バスクリン、多様化に対応した商品戦略が奏功
 バスクリンは、2020年入浴剤カテゴリーの売上高が前年比17%増で好調に推移し、市場拡大に貢献した。

 コロナ禍の外出自粛や在宅・テレワークで増えた在宅時間の「巣ごもり」需要を取り込む形で、旅行気分を味わえて気分転換できる温泉タイプ「日本の名湯」や、アロマ系アソートタイプ「アロマスパークリング」、バスソルト「アーユルタイム」といったリラックスを促す入浴剤が特に大きく伸長したという。

 「21年上期も同様の入浴剤ニーズが継続している」(同社)

 21年下期は、各ブランド・シリーズから新製品の発売やリニューアルを実施しており、売場の鮮度アップを図り市場活性化につなげる。

 中でも、炭酸タイプの高機能シリーズ「きき湯ファインヒート」(医薬部外品)を最注力ブランドに位置づけ、マスメディアを使った広告展開など販促・プロモーションも強化する。

 ファインヒートもコロナ禍で売上が堅調に伸びている。

 同社は、感染予防・対策を契機とした健康意識の高まりから、免疫力アップを訴求した売場づくりが推進され、その対象入浴剤として露出が増えたこともブランドの成長要因として挙げた。

 8月には、気分をシャッキっとしたい目覚めの入浴習慣をコンセプトにした「同アクティブスイッチ」(ボトル400g、詰替500g、分包50g)をアイテム追加し、シリーズ内での使い分けも推奨していく。

 長引く在宅勤務で仕事とプライベートのメリハリをつけにくいといった悩みがあることから、その解消法として、「アクティブスイッチ」と、リラックスや快眠をサポートするコンセプトの「リセットナイト」との使い分けを提案し、気分のオン・オフの切り替えにも入浴が有効であることを伝えていく。(写真)

 さらに、10月7日には人気TVアニメ「呪術廻戦」デザインのファインヒート企画品を数量限定で発売する。

 「呪術廻戦」の人気キャラクターを起用したデザインボトルは、発汗作用を促す「スマートモデル」と「リセットナイト」からそれぞれデザイン2種(計4種)を販売する。
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