アルビオン、RSPOサプライチェーン認証を取得

粧業日報 2021年10月18日号 5ページ

アルビオン、RSPOサプライチェーン認証を取得
 アルビオンは、8月26日付で、持続可能なパーム油のための円卓会議「RSPO」のサプライチェーン認証(SCC認証)を取得した。

 パーム油はアブラヤシの果実から得られる植物油で、生産効率の高さやその汎用性の高さから食品や化粧品など生活に関わる様々な製品に使用されており、現在、世界全体でおよそ年間7000万トンが生産され、主な生産国のインドネシア・マレーシア・タイで全体の約90%を占めている。

 それらの地域におけるアブラヤシ栽培では、森林減少をはじめとした環境破壊、強制労働や児童労働といった人権侵害など、様々な社会問題が指摘されており、こうした問題を解決すべく、環境・社会に配慮したパーム油の生産を推進する非営利団体「RSPO」が設立された。

 アルビオンはパーム油を使用する企業として、アブラヤシの栽培に関する世界の問題を受け止め、2020年5月にコーセーのグループ会社としてRSPOに加盟登録、8月26日付で、RSPOのSCC認証を取得することとなった。

 今回のSCC認証取得を機に、今後も2030年の持続可能な社会の実現を目指しながら、アブラヤシ由来の原料だけでなく、安心・安全な原料・素材の自社栽培や開発、採用、持続可能な原料の調達に、より注力していく。
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