ネオネクリエーション、ガラス容器の引き合いが増加

週刊粧業 2021年10月18日号 38ページ

カンタンに言うと

  • サステナブルニーズの高まりから容器のトレンドに変化
ネオネクリエーション、ガラス容器の引き合いが増加
 ネオネクリエーションでは、環境配慮の観点からガラス製品へのニーズが高まる中、同社が提供するヨーロッパ製のガラス容器の引き合いが非常に高まっているという。

 また、従来のカシメ式からネジ式ポンプへの移行が進んでいる。ネジ式ポンプはくるくる回すだけでポンプ部分を外すことができるため、リサイクル時の手間も少ない。

 直近では、コロナ禍も影響して、高級なルームフレッシュナーも売上を伸ばしている。また、EC購入はフレグランス市場にも浸透してきた。

 香りについては、ウッディかつ軽さのある香りがトレンドとなっているほか、商品にコンセプトを持たせることができる香りが求められているという。

 これまで、シャンプーであればフルーティーノートが主流だったが、ウッディでオリエンタルな香りなどが日本でも受け入れられるようになってきた。

 竹内昭夫代表取締役は、「バラの香りといっても、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコールをはじめ、100以上の分子から組成されている。このような自然の模倣ではない、天然素材の中から単離された分子とエッセンシャルオイルを併用して作る香りが人気を集めている。これからは上質な香料原料素材で組まれたナチュラルファンタジックフレグランスが高級品の主流となるだろう」と語る。

 なお、ここ数年はサウナブームが過熱している。自然の中で「ととのい」体験ができるアウトドアサウナも話題だ。そうした中、同社はロウリュ用アロマ制作という形で、「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」に参加している。同プロジェクトに採用された香りは、今後、EC販売も行う予定だ。

 「今後は、世界中から調達した化粧品原料や、ユニークかつマーケットに合った香料などを積極的に提供していきたい。また、当社の強みである容器・香料・化粧品原料、製造や処方をさらに充実させることを目指していく。ただ、様々な取り組みを進めていく一方で、一番重視すべきは安全性である。香料や化粧品原料については、人の皮膚の上で使用されるため、日本よりも厳しいEU基準での対応を行っていく方針だ」(竹内代表)
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