ナリス化粧品、「赤い化粧水」でふきとり市場を牽引

週刊粧業 2021年10月18日号 21ページ

カンタンに言うと

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ナリス化粧品、「赤い化粧水」でふきとり市場を牽引
 ナリス化粧品のリテール事業部は、今年に入ってリニューアルした「ネイチャーコンク」と「アクメディカ」の2つのコスメブランドがともに発売から好調に推移している。

 どちらも、コロナ禍で生まれた肌悩みのケアを新たな訴求ポイントに加え、パッケージデザインを一新した。リテール事業部の岡本賢一営業部長は、「それぞれのブランド特性を生かしつつ、時節に合った改良を進めた。当社の強みである機動性をコロナ禍においても発揮できたことは今後への自信にもつながる」と話す。

 2ブランドはこの秋からさらにアクセルを踏んで店頭の露出を増やしていくという。

 ――今年2月に発売した新「ネイチャーコンク」は、鮮やかな赤いパッケージデザインへ大胆に変更されました。

 岡本 ネイチャーコンクでは、継承すべき点と時節に応じて変更すべき点を明確にしてリブランディングに取り組んだ。

 ふきとり化粧水(薬用クリアローション)を核とするスキンケアブランドというコアコンピタンスを生かしつつ、コロナ禍のマスク常態化にともなう肌あれ・ニキビ予防を新たな機能として付与した。

 赤いパッケージは、高級感とブランドへの愛着を持ってもらうことを意識した。リニューアルに合わせて、SNSを中心にデジタルマーケティングを強化し、「赤いふきとり化粧水」として認知拡大を図っている。

 これほど大掛かりなリニューアルは、2013年のブランド誕生から初めてだが、発売から半年を経過して売上は前年同期比2割増で推移している。

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