一丸ファルコス、内外美容成分2種に新たなデータ

週刊粧業 2021年10月18日号 18ページ

カンタンに言うと

  • 幸福感を生み出すハピクロも好調
一丸ファルコス、内外美容成分2種に新たなデータ
 化粧品・医薬部外品、健康食品分野で機能性原料の研究開発を行っている一丸ファルコスは、外出制限にともなう「巣ごもり」やマスク着用による肌トラブルといったコロナ禍の悩み・ニーズの拡大で、内外美容に効果を見出している原料や、肌フローラに着目したコメ由来乳酸菌「ラ・フローラ」シリーズ、デトックス効果の漢方・生薬成分「ドクダミDXP100」などの販売に注力している。

 内外美容成分では、サケ鼻軟骨由来の「プロテオグリカン」やコメ由来の「セラミド」が、「健康ニーズが高まっている東南アジア圏を中心に海外での販売が好調」(同社)と話す。

 上記2原料については、機能性表示食品へ対応可能であり、国内での提案も強化していく。先ごろ都内で開催された食品開発展では、それぞれ新たな有効性データを紹介して認知を広げた。

 また、今春より販売を開始した四つ葉のクローバーエキス「ハピクロ」が、SDGs対応の化粧品原料として一般紙をはじめメディアに取り上げられたことで注目を集め、問い合わせが増加している。

 「ハピクロ」は幸せのシンボルでもある四つ葉のクローバーから抽出したエキス。クローバーは、「幸せの四つ葉プロジェクト」を推進する愛知県田原市内の社会福祉支援施設で生産された多葉性株シロツメクサを使用している。同プロジェクトでは、街おこしや障がい者就労支援を行っており、「ハピクロ」を通じてプロジェクトを支援する。

 また、「ハピクロ」には園芸栽培で間引きされた不用部位(通常は農業廃棄物として処理される)のクローバーも使用されており、原料を紹介した展示会では、サステナブルにも配慮した原料であることも高く評価されている。

 「ハピクロ」は、四つ葉のクローバーというイメージに加え、口角を引き上げる効果(口角アップ作用)や、幸せを感じるときに脳内に分泌されるホルモン「β-エンドルフィン」(幸せホルモン)の産生を促す作用といったユニークな機能性にも評価が高まっている。

 そのほか、コロナ禍では、同社の宮古島産や沖縄産の素材を用いた化粧品原料を使用することでサンゴ礁保全活動を行うNPO団体を支援できる「グリーン ビューティ」プロジェクトに共感する企業が増えているという。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 一丸ファルコス、内外美容成分2種に新たなデータ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop