資生堂、組織の一部改正(2022年1月1日付)

粧業日報 2021年12月7日号 4ページ

資生堂、組織の一部改正(2022年1月1日付)
 (1) 人財本部の新設/同社が考える「PEOPLE FIRST(ピープルファースト)」を体現するため「人財本部」を新設し、人財育成、採用、報酬や福利厚生、管理業務など、人事関連業務全般を統括する。同本部内には「人財企画部」「人財オペレーション部」「人財・組織開発室」「ビジネスパートナー室」を新設する。「人財企画部」は、優れた人材の採用や、ウェルネスの推進に加え、人材データの活用や分析等、DX活用を通じて、組織・人財戦略を策定し変革の実行をリードする。「人財オペレーション部」は処遇報酬制度の企画立案からオペレーションまでを統合し、人財に関する社内に向けた様々なサービスをワンストップで提供するとともに、トータルで労務管理を行う。これに伴い、「人事部」は発展的解消とする。

 (2) 社会価値創造本部の発展的解消と傘下にあった3部門の機能強化/これまでの「社会価値創造本部」の機能を強化するため、以下の3部門を新設する。これに伴い、「社会価値創造本部」は発展的解消とする。

 ① サステナビリティ戦略推進部の新設=サステナビリティ戦略の策定・実行を加速するため、経営革新本部内に全社の経営戦略機能を担う「サステナビリティ戦略推進部」を新設する。

 ② D&I戦略推進部の新設=社内外に向けて同社のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)アクションをさらに強化する目的で「D&I戦略推進部」を新設する。

 ③ アート&ヘリテージ マネジメント部の新設=同社の重要な資産である「アート&ヘリテージ」の価値伝達機能をグローバルレベルで強化し、全世界の事業価値創造へのさらなる活用を推進する目的で、「アート&ヘリテージ マネジメント部」を新設する。

 (3) インナービューティー事業本部の新設/2030年に向けたビジョン「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」の実現、スキンビューティー領域でグローバル№1を目指し、コア事業である化粧品事業とのシナジーを生み出すインナービューティー事業の基盤構築・新事業展開をリードしていくため、現在の「インナービューティー事業開発部」を「インナービューティー事業本部」に改編し、同本部内に「ブランドマーケティング部」を新設する。

 (4) クレ・ド・ポー ボーテ グローバルブランドユニットの機能強化/クレ・ド・ポー ボーテのブランドエクイティ向上およびビジネスのさらなる成長を加速させるため、「クレ・ド・ポーボーテ グローバルブランドユニット」内の機能を再編し、「事業戦略開発部」と「コミュニケーション開発部」を新設する。これに伴い、「事業戦略部」は解消する。

 (5) グローバルプレミアムブランド本部の新設/現在、アジア地域を中心に事業を展開する「アネッサ」および「エリクシール」の成長加速や新市場への導入を検討するため、両ブランドを統括・管理する「グローバルプレミアムブランド本部」を新設する。

 (6) グローバル規制部の新設/日本国内の薬機法に加え、グローバルで一層重要度が増している化学物質・環境・サステナビリティに関連した規制対応力を強化する目的で、規制・申請・表示訴求・工業会活動などの機能を一体化した「グローバル規制部」を新設する。

 (7) サプライネットワーク領域の機能整理・再編/「生産部」の機能を整理・再編し、安全・高品質・サステナブルな供給をグローバルレベルで強化する「安全・品質・サステナビリティ部」、モノづくりにおけるイノベーションをリードする「モノづくり技術革新部」を新設する。また、国内工場の生産計画・原材料調達計画の一元化を目的に「インダストリアル計画部」を新設する。これらに伴い、「生産部」「デマンド・サプライ計画部」は解消する。
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