壽商会、毛髪ダメージを補修する素材が好調

週刊粧業 2021年12月6日号 12ページ

壽商会、毛髪ダメージを補修する素材が好調
 壽商会は、国内外からユニークな特長を持つ幅広い原料を紹介している。

 同社の原料で注目を集めているのは、抗老化遺伝子サーチュインの活性化が期待できる「NMN(β-ニコチンアミドモノクヌレオチド)」だ。

 「NMN」とは、長寿遺伝子の活性化に関与する成分で、生体内で自ら生み出されるが加齢とともに量が減少する。そこで体内からも補給することで長寿遺伝子の活性化を促し、加齢を遅らせることが期待できるという。

 同社のNMNは、酵素合成法によるβ型で、食品用で輸入されている製品を化粧品用として利用する。皮膚への影響については、天然保湿因子(NMF)の産生促進効果が示唆され、皮膚の老化が予防できると論文で確認されている。

 一方、「キュアテイン アルファ」は、ケラチンタンパク質のSS結合を還元開裂し、SH基へ置換した還元型ケラチンのPPTだ。SH還元ケラチンは毛髪に効率よく吸着するため、表面をコーティングし毛髪ダメージを補修する。シャンプーやトリートメントへの配合に適するほか、パーマ処理の還元剤に添加するとダメージを軽減してパーマ保持力を高めるという。

 「リペアソームQ10」はコエンザイムQ10とローズヒップエキスをナノレベルでリポソーム化した原料で、根強い支持を受けている。生命活動に必要不可欠なエネルギー「ATP(アデノシン三シン)の産生に欠かせない補酵素として作用し、活性酸素を消去する抗酸化効果を有するコエンザイムQ10は、リポソーム化により肌への浸透力が高まり、水系処方への配合も容易になるという。

 今後も独自性の高い原料の発掘・提案に注力していく。
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