一丸ファルコス、環境配慮・SDGs対応をさらに推進

週刊粧業 2021年12月6日号 8ページ

一丸ファルコス、環境配慮・SDGs対応をさらに推進
 一丸ファルコスは、化粧品・医薬部外品、健康食品分野で毎年コンスタントに新製品を発売しており、2021年は、春に新規化粧品原料として、カーネーション花エキス「ベビコラ」、アルニカ花エキス「アデプルン」、シロツメクサエキス「ハピクロ」の3品の販売を開始した。

 いずれもCOSMOS APPROVED認証を取得しており100%ナチュラルな化粧品原料である。

 その中でも機能性原料「ハピクロ」は、昨今のトレンドであるクリーンビューティやエシカルをキーワードとした商品開発に適している。四つ葉のクローバーを使用したシロツメクサエキスで、「幸運」の花言葉をもつ四つ葉のクローバー(多葉性株)の生育で障がい者就労支援や街おこしの活動を行う愛知県田原市の「幸せの四つ葉プロジェクト」と連携しており、SDGsの取り組みを推進することができる。

 同社は、コロナ禍の長期化を受けて、マスク生活などで顕在化した肌の悩みに関する評価試験データを付与している。前述したハピクロはコロナ禍などのストレスによる笑顔の減少に注目し、「口角アップ」といった肌のリフトアップ作用を提供する。

 また、「マスク跡」といった新たな肌悩みに着目したのがカーネーション花エキス「ベビコラ」だ。

 「ベビコラ」は、乳幼児の柔らかな肌を構成するⅢ型コラーゲンの産生を促すだけでなく、女性ホルモンの受け皿であるエストロゲン受容体を増加させる。モニター試験ではベビコラの塗布により、肌の柔らかさと復元力を向上、さらには跡付き低減作用を確認した。

 「アデプルン」は、加齢による肌のしぼみの原因となる脂肪細胞に着目したボリュームアップ原料で、皮下脂肪細胞の増殖と分化を促進する作用が確認されている。

 発売後の研究により、アデプルンは線維芽細胞の増殖には影響を示さず、脂肪細胞への選択的な作用を有することを確認した。また、モニター試験にて頬や唇のボリュームアップ効果やほうれい線の改善を確認していたが、最近の研究により、下唇のシワ深さの改善や、明度の向上が認められた。
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