エア・ウォーター・ゾル、常に新しい価値を提案し続ける組織を目指しODM戦略を推進

粧業日報 2022年1月18日号 6ページ

エア・ウォーター・ゾル、常に新しい価値を提案し続ける組織を目指しODM戦略を推進
 エアゾール製造と化粧品OEM/ODMを展開するエア・ウォーター・ゾルは2022年3月期、自社開発製品を紹介するオンライン展示会「化粧品WEB展示会」の開設や東京本社内に「CREATIVE ROOM(クリエイティブルーム)」の新設などODM戦略を推進している。

 尾上英俊社長に話を聞いた。

 ――中期3カ年計画の最終年度(22年3月期)も終盤を迎えています。振り返ってみていかがですか。

 尾上 当社は化粧品部門の強化に向け、2018年に茨城第二工場を新設し、2020年3月に同工場敷地内に新研究所(価値づくり研究所)を開設した。

 当初の計画では、従来のOEMを売上基盤にし、その上でODM戦略を推進していくつもりだった。だが、研究所の新設と同時期にコロナ禍となり、インバウンド需要の消失など市場環境の変化を受け、ODMを優先することに切り替え、そのための仕組みづくりを進めている。

 ODM事業に欠かせない研究開発部門での新たな人材の獲得を継続する中、今期は「化粧品WEB展示会」を開催し、東京本社内に「クリエイティブルーム」を新たに開設した。

 ――コロナ禍2年目に入っても、化粧品部門の強化に向けて、新たな取り組みに積極的な姿勢が見られます。推進するODM戦略で特に重視されていることは何でしょうか。

 尾上 企画力の向上を目的に、「情報を知識化する」ことを全社で意識して取り組んでいる。「化粧品WEB展示会」の開催も「クリエイティブルーム」の開設もその一環である。

 クリエイティブルームは、話題性や人気のある化粧品の情報を集めるだけでなく、実際に商品を手に取れる環境をつくった。2021年10月に新設した営業企画グループが中心となって、企画やアイデアを次々と生み出せる仕組みを体系化していく。

 「化粧品WEB展示会」については、2021年秋に、誰もが自由に訪問して展示製品を確認できるサイトにリニューアルした。

 今後も定期的に展示製品をアップデートしていく予定である。ここに来れば新製品のアイデアやヒントが得られるサイトとして認知を獲得し、化粧品ODM企業としての存在感や信頼度を高めていきたい。

 また、「化粧品WEB展示会」と並行して、2022年1月に開催される「第12回 化粧品開発展 東京」にも出展する。

 リアルとWEBのハイブリッド型で当社の企画開発力をアピールしながら、化粧品業界内でのプレゼンス向上につなげていく。
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