花王、全面改訂した製品カタログで利便性向上と業務効率化を実現

粧業日報 2022年1月20日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ――製品カタログをリニューアルされた経緯についてお聞かせください。
  • ――今回の製品カタログの改訂で、社内的にはどのような成果が得られましたか。
  • ――最後に、今後の抱負をお聞かせください。
花王、全面改訂した製品カタログで利便性向上と業務効率化を実現
 花王は、2021年より2025年をターゲットとした花王グループ中期経営計画「K25」をスタートし、「デジタル花王への抜本改革」に向けて、2021年1月に「DX戦略推進センター」を立ち上げ、DXへの取り組みを加速させている。

 同年3月には、デジタル化に伴い多様化する「製品を探す」「製品概要を確認する」といった生活者の購買行動に対応し、公式ウェブサイト内にある製品紹介ページ「製品カタログ」を全面リニューアルした。

 新たに「取扱店舗検索機能」を実装したことにより、顧客の利便性が高まったほか、商品マスターとの連携で基本的な情報の自動生成が可能になったことで、カタログ制作業務の効率化を実現した。

 DX戦略推進センター MKプラットフォーム部長の後藤亮氏に話を伺った。

 ――製品カタログをリニューアルされた経緯についてお聞かせください。

 後藤 Web製品カタログの改訂は、コロナ前から開発に着手しており、本来は2020年の年末にリニューアルする予定だった。

 しかし、コロナ禍で世の中の状況が大きく一変し、感染対策の観点から「商品を探すのに店舗を複数も回りたくない」「先に商品を調べて滞店時間を短くしたい」といった新たなお客様のニーズや購買行動に対して、企業として適切な製品情報を提供することが望ましいと考えた。

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