資生堂、DNA検査サービス「Beauty DNA Program」をテスト展開

訪販ジャーナル 2022年3月14日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 生まれ持った肌の特徴に合わせたパーソナルビューティー提案へ
資生堂、DNA検査サービス「Beauty DNA Program」をテスト展開
 資生堂は、独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法で、シワのできやすさ、できにくさなど、個人が生まれ持った肌の特徴に基づいて最適なケアを提案するサービス「Beauty DNA Program(ビューティー・ディーエヌエー・プログラム)」を開発した。2022年3月下旬から募集する150周年記念モニター体験よりテスト展開をスタートする。

 「Beauty DNA Program」は、AI技術を用いDNAから生まれ持った肌の特徴を明らかにするテクノロジーと、デジタルに特化した美容部員(BC)が、検査結果に応じて最適なケア方法をオンラインで提案するサービス。テクノロジーと人を融合させた最新のパーソナライゼーションサービスを通じ、一人ひとりの美をサポートしていく。

 4つの塩基で構成されるDNA(デオキリボ核酸)は、アデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)・チミン(T)がつながりDNA配列になり、生命の設計図として、親から子に伝えられる。このDNAの特徴と肌の状態との関連を1472名のデータからAI技術を応用して明らかにし、その結果から独自のアルゴリズムを構築し新たな遺伝子検査法を開発した。

 新サービスでは、まず自宅に郵送される専用キットで唾液を採取しDNA検査を行う。検査項目は、「シワやシミのできやすさ/できにくさ」といった個人が生まれ持った肌のタイプを明らかにする「肌体質」、肌老化に関する項目をみる「肌レジリエンス力」、健やかな肌のための「ビタミン調整力」の3つのカテゴリ、合計27項目となっており、検査結果から生まれ持った肌の特徴を総合的に把握する。

 続いて、デジタルに特化したBCによるオンラインセッションを行い、DNA検査の結果を説明し、「なりたい肌」へ導くケア方法を提案する。また、今後のお手入れや商品選択の参考となるよう、セッションで紹介したケア方法をレポート形式にまとめた「美肌プラン」を提供する。

 その後は、DNA検査結果をもとに、季節に合わせた美容アドバイスをメールで送付するなど、顧客のなりたい肌の実現に向けて、継続的でパーソナルなサポートを実施する。
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