大手10社、プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025に参画

粧業日報 2022年3月7日号 5ページ

大手10社、プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025に参画
 資生堂・ライオンなど大手企業10社は、持続可能な環境と社会の実現に向けて、プラスチックの高度な資源循環に取り組む一環として、公益財団法人世界自然保護基金(WWFジャパン)が提唱し、2月22日に発表した、2025年を重要なマイルストーンに据えた意欲的な枠組み「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ 2025」に参画する。

 容器包装や使い捨てプラスチックの海洋汚染と気候変動問題の解決に取り組み、さらなるサステナブルな社会の実現を目指す。

 資生堂は、環境課題の対応として、「地球環境の負荷軽減」「サステナブル製品の開発」「サステナブルで責任ある調達の推進」の3つのアクションを定め、環境負荷軽減とサステナブルな資源利用に向けた取り組みを推進している。

 「サステナブルな製品の開発」においては、2025年までに化粧品容器を100%サステナブルな容器包装にすることを目標にし、プラスチック量削減と環境負荷低減が期待できる「つめかえ・つけかえ」容器の採用や、リサイクルしやすい容器設計、さらに使用済み容器の店頭での回収などの取り組みを積極的に展開している。

 ライオンは、2050年に向けた新環境目標「LION Eco Challenge 2050」を策定し、社会全体への貢献をより拡大していくために、生活者と一緒に「エコの習慣化」に取り組んでいる。

 両社は、新たな資源の投入や廃棄をできるだけゼロに近づけるようデザインし、さらに回収・リユース・リサイクルの推進等によって、限りある資源を循環させながら可能な限り永く使い続け、廃棄物もゼロにしていくというシステム転換を、地球の限界の範囲内で行うことを提唱するこの枠組みに賛同し、プラスチックボトルやフィルム容器を利用した商品を販売するメーカーとしての責務を全うしていく。
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