資生堂、令和3年度「なでしこ銘柄」に選定

粧業日報 2022年3月30日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 女性管理職比率、取締役・監査役女性比率の高さに高評価
資生堂、令和3年度「なでしこ銘柄」に選定
 資生堂は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「なでしこ銘柄」の選定にて、令和3年度「なでしこ銘柄」に昨年に引き続き選定された。

 「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することにより、そうした企業に対する投資家の関心を一層高め、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。

 資生堂は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」の実現に向けて、社員が性別や年齢、国籍に関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、それぞれが力を発揮しイノベーションを生み続ける組織風土をつくるため、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営戦略の柱と位置づけている。

 中でも、ホームグラウンドである日本における女性活躍を積極的に推進しており、2017年から管理職としてキャリアアップを目指す女性社員のための女性リーダー育成塾を開始、2020年からは女性役員と女性社員によるメンタリングプログラムを実施している。

 長年にわたり女性活躍推進に取り組んだ結果、国内資生堂グループの女性管理職比率は37.3%、取締役・監査役の女性比率は41.7%、海外を含む資生堂グループの女性管理職比率は58.3%となっている。

 さらに、魚谷雅彦社長が日本企業の役員に占める女性比率の向上を目指す「30% Club Japan」の会長や、一般社団法人日本経済団体連合会のダイバーシティ推進共同委員長を務め、日本社会全体のジェンダーギャップ解消への旗振り役としても活動している。

 今後は、国内資生堂グループの女性管理職比率を機会均等の象徴である50%に高めていくことを達成目標に据えるとともに、ジェンダーに限らず外国人や中途採用者など多様なバックグラウンドを持った社員の活躍を促進し、ダイバーシティ経営をさらに加速させていく。
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