小林製薬、漢方製剤を製造する「漢方棟」の稼働開始

粧業日報 2022年4月6日号 4ページ

小林製薬、漢方製剤を製造する「漢方棟」の稼働開始
 小林製薬は、グループ子会社である富山小林製薬(富山市)の敷地内に新設した漢方製剤製造棟「漢方棟」の稼働を3月22日より開始した。

 漢方棟の延床面積は2151㎡、建築面積は1648㎡で、肥満症対策薬「ナイシトール」ブランドをはじめ漢方製剤の専用棟として、調合から打錠、充填、包装までの一貫生産体制を整えた。

 漢方棟は「ナイシトールZa」(第2類医薬品)を年間100万製品(420錠換算)つくれる生産力を持ち、外部のOEMに委託していた生産の一部を内製化することで、生産能力は従来比約1.4倍に増強される。

 「ナイシトールZa」はこれまで生薬原料調達や漢方エキス製造を中国にある合肥工場(合肥小林薬業有限公司)で行っていたが、漢方棟の稼働によりそれら工程も国内で一貫して行うことができる。また、今後は漢方棟内の製造工程において、AIを活用して生産性や品質の安定性向上を図っていくという。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 小林製薬、漢方製剤を製造する「漢方棟」の稼働開始

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop