花王、ウェブアクセシビリティ方針を公開

粧業日報 2022年4月6日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 国際標準「WCAG」バージョン2.1レベルAAを目指す
花王、ウェブアクセシビリティ方針を公開
 花王は、ウェブサイトで提供される情報や機能の「利用しやすさ」を向上させる一環として、World Wide Web Consortium(ワールドワイドウェブコンソーシアム、W3C)が公表しているWeb Content Accessibility Guidelines(ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン、WCAG)2.1レベルAAを目標としたアクセシビリティ方針を定め、公開した。

 まずはコーポレートサイト、ソフィーナ、カネボウ化粧品のウェブサイトから着手し、順次、対象範囲を拡大していく。

 目標達成に向けては、2022年に「花王ウェブアクセシビリティガイドライン」に沿ってウェブアクセシビリティの重要性や対応方法に関する社内教育を実施し、ガイドラインに則したウェブサイト制作を開始する。

 2023年には、コーポレートサイトをWCAG2.1レベルAAを品質基準に全面リニューアルし、家庭品ウェブ製品カタログをWCAG2.1レベルAAの品質基準に対応させる。2024年には主要ウェブサイト、2025年には花王グループ全サイトをWCAG2.1レベルAAの品質基準に対応させる。

 同社は昨年、「Leave no one behind」 (誰一人取り残さない)、誰にとってもアクセスしやすいデジタル情報発信を目指し、2022年よりウェブアクセシビリティ確保の取り組みを開始することを発表していた。

 インターネットの利用者数は年を追うごとに増え、今や幅広い年齢層のさまざまな生活者に使われている。利用環境も、スマートフォンやタブレットの普及に加え、スマートスピーカーやウェアラブル端末など、多様化が進んでいる。

 このような時代の変化の中、同社はウェブアクセシビリティの確保に努め、より多くの生活者が、より多くの利用環境から、製品を選択したり使用したりするために必要な情報を、手軽に得られることを目指す。

 年齢や、障がいの有無、利用している機器や環境などに関係なく、全ての生活者に対してウェブサイトを利用しやすくすることで、ESGコミットメントの1つである、一人ひとりの自分らしい快適でこころ豊かな暮らしを実現していく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 花王、ウェブアクセシビリティ方針を公開

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop