資生堂、日本・中国における成長戦略を発表

粧業日報 2022年8月31日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 最重点市場の日本・中国は各リージョンのCEOが具体策を提示
  • 日本ではマスク着用の常態化・アクティブシニアを捉えシェア拡大へ
  • 中国ではハイプレステージ重視、価値伝達重視へシフト
  • 魚谷社長、ブランド価値、人的資本への100億円の追加投資を表明
資生堂、日本・中国における成長戦略を発表
 資生堂の魚谷雅彦社長は、2022年上期の決算説明会の席で、当初の想定よりも長期化しているコロナ禍を乗り越え、中長期の成長を確実にするために、今取り組まなければならない経営課題について言及した。

 コロナ禍直後の2020年に緊急策定した「WIN2023」では、収益基盤の強化に向け抜本的な改革を行ってきた。スキンビューティへの注力を実現すべく、事業構造改革を予定通り全て実施し、長年の懸案だった欧米の収益性改善を実現した。個別事業の転換目標も着実に履行している。厳しい経営環境にありながら、DX、新工場への投資は予定通り実行し、次なる成長への基盤を固めてきた。キャッシュの創出や負債削減にも取り組み、強固な財務基盤の確立につなげた。

 しかしながら、これまで売上成長の源泉となってきた「中国」や、利益の基盤となってきた「日本」における市場環境の悪化は、想定以上のものとなっており、この新常態を前提にして新たな成長戦略を描く必要性が高まってきた。

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