花王、「media(メディア)」をリブランディング

粧業日報 2022年9月1日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 大人の美しさを引き出すセルフメークアップブランドへ
花王、「media(メディア)」をリブランディング
 花王は10月22日、カネボウ化粧品のセルフメークブランド「media(メディア)」をリブランディングし、「大人の未来は、美しい」をブランドコンセプトに、新たに「media luxe(メディア リュクス)」として、大人の美しさを引き出すメークアップアイテムを順次発売する。

 第1弾となる今回は、優しい血色感を纏う「ティントルージュ」、するすると塗れてつるんとした肌に仕上げる「パウダーファンデーション」をはじめとする4アイテムをラインナップ(6品目17品種・ノープリントプライス)する。以降、継続してアイテムの拡充を図っていく。

 「メディア リュクス」は、ずっと愛用したくなるようなセルフメークアップブランドを目指し、機能性と使いやすさを追求した。容器は、デザインオフィスnendoと協働し、洗練されたユニバーサルなデザインとなっている。また、ティントルージュはつけかえタイプに、パウダーファンデーションの中皿には、ケミカルリサイクルPET素材を採用した。メークを楽しみながら環境に配慮したアクションができることを訴求していく。

 1990年に誕生した「メディア」は、花王グループが化粧品事業において国内を中心に注力するブランド「R8」の1つ。これまで「大人の肌映えメイク」をコンセプトに、親しみのある大人世代の定番メークブランドとして、時代の変遷に合わせアップデートしてきたが、個性が尊重される多様性の時代に突入する中、自分らしい美しさを引き出し、これからの自分を楽しむためのメークブランドへとリブランディングすることで、愛用者のさらなる拡大を図る。ミニマルで使いやすく、生涯にわたり使い続けられるよう設計にもこだわることで、環境意識の高い層の取り込みを進めていく。

 メインアイテムの「ティントルージュ」(レフィル全6色各3.1g、口紅用ケース全3種)は、美しい発色でくすみがちな大人の唇もきれいに見せるスティックタイプの口紅。赤が綺麗に発色する血色パールを配合。くすみがちな唇でも、優しい血色感とうるおいが続く。厳選した6色の「赤」それぞれに、「優しさの赤」「ほほえみの赤」「ごきげんな赤」「おしゃべりな赤」「華やぎの赤」「聡明な赤」と愛称をもたせ、なりたい印象で選べるラインナップになっている。

 併せて、するすると塗れてつるんとした肌に仕上げる「パウダーファンデーション」(全3色、専用ケース1種)、皮脂や乾燥による化粧くずれを防ぐ化粧下地「ラスティングベース」(1種)、高発色・高密着の「パウダーアイブロウ」(全3種)を発売する。

 パウダーファンデは、大小の異なる球状パウダーを配合することで、シワや毛穴などの凹凸が気になる肌にも簡単に塗布することができる。自然な明るさで肌のシミ・くすみ・毛穴などをカバーし、さまざまな表情の動きにもフィット。ひと塗りで肌を均一に整えて光を反射させるので、カバー力はありながらも厚塗り感のないつるんとした自然な仕上がりが実現できる。
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