スギ薬局 澤田取締役、店舗全体で化粧品の売上拡大へ

C&T 2022年9月15日号 64ページ

カンタンに言うと

  • カラットで新規会員獲得へ、再来店の対応・サービスが課題
  • PBで新しい顧客・売上を獲得、少子高齢化で新しい需要を喚起
  • 再来店のための接点づくりが課題、スギ薬局新宿三丁目店
スギ薬局 澤田取締役、店舗全体で化粧品の売上拡大へ
 スギ薬局はカウンセリング強化によって、コロナ禍にあっても化粧品の売上が堅調に推移している。メーカーもカウンセリングによるブランド育成を評価し、人員派遣によるOJTの実施で、ビューティアドバイザー(BA)の戦力化が図られている状況だ。

 また同業他社との差別化を図るうえで、大型のPBを開発している。22年4月、アンチエイジングブランドである「プリエクラ」の新ラインでジェンダーニュートラルブランド「プリエクラU」を発売した。

 今年度はBAにとどまらず、店舗スタッフ全員で化粧品の売上拡大に取り組んでいる。化粧品の販売施策、市場の見通し等について、澤田則子取締役にインタビューした。

 ――コロナ禍でカウンセリング化粧品、メークアップ化粧品の回復が遅れています。御社の状況をお聞かせください。

 澤田 当社は、21年から回復傾向にあります。22年2月期の化粧品の売上高は全店ベースで約3%伸長しています。既存店ベースでも、ほぼ横ばいです。カウンセリング化粧品も、それほど悪くはありません。

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