ミック・ケミストリー、サロン向け業務用の引き合いが回復傾向

週刊粧業 2023年2月27日号 10ページ

カンタンに言うと

  • 顧客と二人三脚でともに成長を目指す
ミック・ケミストリー、サロン向け業務用の引き合いが回復傾向
 ミック・ケミストリーでは、企画段階から商品化までトータル的にサポートしており、提案力や小ロット対応を強みとしている。また、企画段階から研究者が同行することで、スピード感のある商品化が実現できるという。

 小野沢勝弘常務に話を伺った。

 ――現況についてお聞かせください。

 小野沢 当社ではサロン関連のお客様も多く、コロナ禍を受けて、ホームケアの提案に注力してきたが、現在は、スリミング・小顔・アンチエイジングを中心に、業務用の引き合いも回復傾向にある。業務用は、濃度をはじめ、施術方法に合わせた高い品質が求められる。

 施術方法はサロンごとに多種多様であることから、豊富な経験と丁寧なヒアリングのもと、お客様の要望に適した提案を行っている。

 ――顧客ニーズやトレンドを踏まえながら、研究者の個性や感性を活かした形での提案を行っています。

 小野沢 例えば、天然由来成分を選ぶにしても、漢方系やヨーロピアンハーブ、葉や花のエキスなど、様々な選択肢があり、その選択に明確な正解はない。そのため、研究者にはクリエイティビティが求められる。

 化粧品の香りを提案する際には、年齢や考え方、働き方といった、ターゲット像を細かく設定した上で香料メーカーに選定を依頼する。

 そのほかの処方設計についても、季節、時間帯、一緒に使われる化粧品など、使用者を詳細にイメージし、トレンドやお客様の要望を踏まえた上で、最も適切な提案を行う必要がある。

 研究者の創造力が十分に発揮されることで、より的確にターゲットのニーズを捉えることができ、また、研究者それぞれの個性を活かした形で提案を行うことによって、類似製品との差別化を図ることができる。それがその後のリピート注文にもつながっていく。

 ――今後の展望についてお聞かせください。

 小野沢 引き続き、お客様と二人三脚で、ともに成長していくことを目指す。きめ細やかなフォローや綿密なコミュニケーションを取りながら、何かあれば「ミック・ケミストリーに相談しよう」と思っていただけるような存在になるため、誠心誠意取り組んでいく。
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