資生堂、化粧品専門店戦略を強化

粧業日報 2023年3月1日号 1ページ

カンタンに言うと

  • チェインストア制度100周年を契機に
資生堂、化粧品専門店戦略を強化
 資生堂は、全国の化粧品専門店をビジネスパートナーとし共に歩みを進めてきたチェインストア制度が100周年を迎える2023年に、ブランドと店頭活動の両面から「攻め」の戦略へとシフトした取り組みを強化する。

 次の100年に向けて化粧品専門店とともに、化粧品専門店だからこそできる生活者へのパーソナル提案を通じて、生活者一人ひとりの自分らしい美の実現を目指す。

 ブランド戦略では、カテゴリーと市場構造(価格・年代)に応じたブランド配置の見直しを図る。具体的には、今後需要の拡大が見込まれるメークアップカテゴリーの強化に着手し、資生堂のメークアップブランドを代表していた「インウイ」を新たな化粧品専門店専用ブランドとして、2023年秋に発売する。

 新「インウイ」は、新しい時代潮流を捉えた骨太のコンセプトで比類ないビューティーを提唱し、化粧品専門店とともにメークアップを通じて生活者一人ひとりの自分らしい美を提案・実現していく。

 また、化粧品専門店専用ブランドの「ベネフィーク」を、一人ひとりの健康美「パーソナルビューティーウェルネス」を体現するブランドとしてリポジショニングを行い、2023年秋にはブランドの象徴商品を発売する。併せて、グローバルラグジュアリーブランドの「クレ・ド・ポー ボーテ」の強化と、美容機器「エフェクティム」の化粧品専門店での段階的な取り組み拡大を通じて、スキンビューティーカテゴリーの強化、美意識の高い新しい顧客層との出会いを図る。

 店頭活動においては、化粧品専門店ならではの店頭体験の魅力を生活者から認知されるために、新たなコミュニケーションテーマを設定し、美容情報や専門店活動の情報発信の強化とエリアにおける需要開発の取り組みを展開する。

 化粧品専門店とのさらなる取り組み強化を目的に、全社的に提唱する提供価値「パーソナルビューティーウェルネス」をともに実現できる環境整備をし、趣旨に賛同する化粧品専門店との協働に向け、2024年より協働取り組み体制の強化を図っていく。
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