ノエビア、肌のバリア機能に有効な新エキスを開発

訪販ジャーナル 2023年3月27日号 6ページ

ノエビア、肌のバリア機能に有効な新エキスを開発
 ノエビアグループは、自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」で有機栽培したムラサキバレンギクエキスの抽出方法を最適化することにより肌のバリア機能において重要な役割を担うアシルセラミドへの効果をより一層高めた「ムラサキバレンギク新エキス」の開発に成功した。

 さらに、「ムラサキバレンギク新エキス」が角質細胞とアシルセラミドの結合に重要なタンパク質「SDR9C7」を増やすことを発見した。この研究成果を3月14~17日に開催された「日本農芸化学会2023年度大会」にて発表している。

 アシルセラミドと角質細胞の周辺帯タンパク質が共有結合した結合型セラミドは、角質細胞と細胞間脂質を架橋し、皮膚バリア機能にとって不可欠な構造の1つである角質細胞脂質エンベロープ(CLE)を形成している。アシルセラミドが角質細胞に結合するメカニズムは明確ではなかったが、近年結合型セラミドの生成において「SDR9C7」というタンパク質が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。

 年齢とともに減少するセラミドについて研究を続けてきたノエビアグループは、これまでオリジナルエキスのムラサキバレンギクエキスがセラミドの中でも特に重要なアシルセラミドの生成段階に働きかけることを明らかにしてきた。そこで今回、アシルセラミドへの効果を高め、さらに角質細胞とアシルセラミドの結合に重要な「SDR9C7」を増やす新エキスの開発を目指して研究を進めた。

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