大丸東京店 明日見世、ショールーミング型のスタイル確立へ

週刊粧業 2023年3月20日号 5ページ

カンタンに言うと

  • テーマ性を重視したブランド選定で新たな出合いを楽しむスペースに
  • 新たな顧客層との接点が拡大、定性情報の提供にリピート出品も
  • 自販機を導入し「買いたい」に対応、店内には現物も展示
大丸東京店 明日見世、ショールーミング型のスタイル確立へ
 大丸松坂屋百貨店は、大丸東京店4階でD2Cブランド向けのショールーミングスペース「明日見世(あすみせ)」(売場面積約30坪)を運営し、20~30代を中心とした新たな顧客との接点拡大につなげている。

 販売しない店舗に位置づけつつ、百貨店の強みである「編集力」と「人を介した接客」を取り入れて、デジタルとリアルを融合したショールーミング店舗モデルの確立を目指す。

 2021年10月のオープンから3カ月ごとにキュレーションテーマを変え、出品ブランドの入れ替えを行い、来店するたび新たなブランドとの出合いを楽しめる空間を提供している。

 3月8日から第7弾「あたらしい暮らし、あたらしい私」をテーマに17ブランドの展示を開始した。同時に、新たな試みとして自動販売機(asumise自動販売機)を店内に設置し、一部商品を購入できるサービスもスタートさせた。

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