壽商会、ATPの産生促進が期待できる高機能性原料を積極的に提案

週刊粧業 2024年12月2日号 8ページ

壽商会、ATPの産生促進が期待できる高機能性原料を積極的に提案

 壽商会は話題性のある特殊品から汎用品まで幅広い化粧品原料を取り扱っており、現在は中国のリードライン社の原料を積極的に提案している。

 2024年10月から、NMNとアデノシンが結合した生体分子「NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」の取り扱いを開始した。ATP(アデノシン三リン酸)の産生を促進し、ミトコンドリアの保護と損傷を修復する。また、紫外線や酸化ストレスによる細胞の損傷も修復する効果がある。これら5つの作用については、vitro試験を実施済みである。

 Glutathione(グルタチオン)はペプチドのひとつで、優れた抗酸化・美白機能を有している。チロシナーゼの活性を阻害し、メラニンの生成を抑制するとともに、ユーメラニン(褐色)をフェオメラニン(肌色)に変化させる効果がある。リードライン社は、合成のための酵素をAIにより設計し、目的生成物の標的を絞った合成法と、溶媒を使用しないことで残留物のない高純度の原料を製造している。

 UltraHear-Pro(トリペペプチド-1銅)は元々、体内にある成分で、bFGF等の成長因子の発現を促進する。コラーゲンやプロテオグリカンなど細胞外マトリックスの主要成分の産生が促進されることで、損傷した組織を迅速に修復し、炎症を抑える効果がある。水溶性で美容液からクリームまで幅広く使用できる。

 別カテゴリーでは、AntiOxd-AC(アセチルカルノシン)が、7月2日に化粧品表示名称を取得した。ヒスチジンとアラニンのジペプチドであるカルノシンをアセチル化することで、安定化させ、抗糖化・抗シワ・抗炎症などの作用が期待できる。

 WrinFix-H8(アセチルヘキサペプチド-8)は、目の下のシワを短時間で改善する効果がある。SNARE複合体タンパクの形成を抑制することでアセチルコリンの放出を抑え、筋神経シグナル伝達を阻害し、筋肉の収縮を抑制する。

ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 壽商会、ATPの産生促進が期待できる高機能性原料を積極的に提案

PDF記事・人気ランキング

最新PDF記事

最新PDF記事をもっと見る

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
株式会社ミンテルジャパン
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop