エコサート認定工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を展開するメリードゥビューティプロダクツでは、幅広いカテゴリーのOEM製品の依頼に対応しているほか、フェムケア製品やメンテック製品など事業領域の拡大にも注力している。
津野田正弘社長に現在の注力施策と2025年に向けた取り組みについて話を伺った。
――2024年の自社の取り組みを振り返っていただけますか。
津野田 海外市場の開拓に向けては、ベトナムや台湾、インドに注目している。特にインドは、展示会に参加するなど積極的に取り組んでいる。
2024年10月からは、フェイシャル用二層式美容液と頭髪用二層式美容液のOEM受注を開始した。当社の二層式美容液は、石油系界面活性剤をはじめとした合計11種の成分がフリーとなっている。
昨今では二層式美容液が注目を集めているが、エコサート認証を取得している商品はほとんど市場に出回っていないため、OEM受注を開始して以降、多くの問い合わせをいただいている。
――事業の方向性について、どのようにお考えですか。
津野田 SDGsも含めて、やはり地球と人に優しい製品づくりが必要だと考えている。
エステサロン業界に目を向けると、サロンで販売されている製品は科学的な物質を配合したものが多く、オーガニック製品はまだ少ない印象がある。しかし、オーガニック製品がサロンで展開された場合、購入を検討する利用客は少なくないと考えられる。
当社では、エコサート認証の業務用エステサロン向け製品のOEM受注も手掛けており、提案企画を多数用意している。業務用・ホームケア用のセット提案にも対応するため、新たな切り口として、今後はエステサロン業界の流通に積極的にアピールしていく。
――2025年の注力施策についてお聞かせください。
津野田 2025年は、エステサロン向け製品の提案を強化するほか、頭髪用の医薬部外品のOEM受注にも注力する。
医薬部外品は、申請してから承認を受けるまで1~2年の期間を要することから、化粧品と比較すると参入障壁が高い。
しかし当社は、既に植物成分を多く取り入れた承認取得済みの品目を多数揃えており、スピード感を持って医薬部外品のOEM製品の依頼に対応することができる。採用事例も増えてきており、今後さらに提案を強化していく。
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この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 88ページ 掲載
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