化粧品OEM/ODMのノーベル化学宏業は、2024年8月にOEM企画営業部を新設して顧客対応力の強化を図っている。自社工場だけでなく、協力工場も活用して幅広い顧客の要望に応えられる企業を推進していく。
勝見篤嗣社長は「お客様との関係性が深まる中で、新たな製品カテゴリーの開発依頼の案件が増えてきていた」と話し、顧客の新製品開発をサポートしていく。
――2025年7月期上期の状況はいかがですか。
勝見 売上は前年並みで計画どおり推移している。当社はスキンケアの開発・製造をメインとしているが、シャンプー&トリートメント、ボディソープなどのインバス系で、ニオイケアやデオドラントの医薬部外品の案件にも対応している。
市場での差別化や付加価値を意識し、効果効能をうたえる医薬部外品の開発を強化するとともに、自社オリジナル原料を使用した処方開発を進めていく。
また、今期は新たな成長に向けた土台づくりの1年に位置づけて取り組んでいる。それに向けて、社内にOEM企画営業部を新設した。
これまで企画OEM会社などを通じて、自社工場の設備で作れない案件についてはお断りさせていただいていたが、協力工場を活用しながら対応できる体制を整えた。当社の開発処方を幅広く提案していきたいと考えている。
――方針転換の理由は。
勝見 既存のお客様との関係性が深まる中で、新たな開発依頼が増えており、できる限りお客様の期待や要望に応えたいと思っていた。
当社が製造できないものに関しても、当社が窓口になることでスムーズな商品開発をサポートしていきたいと考えている。
――成長戦略では人材育成も重点施策に掲げて取り組まれています。
勝見 継続的に取り組んでいくことを重視し、焦らず、着実に成果につなげていきたい。2025年は社内でのデジタル活用を本格化していく。
まずは取り組みやすい、SNSの運用・活用をスタートする。各部署で活用を促し、業務の効率化や企業価値の向上などを図っていく。
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 87ページ 掲載
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