化粧品ODM/OEM国内大手の東洋ビューティは2025年12月期、次の中期経営計画の策定期間に位置づけて事業基盤の強化を図る。
岩瀬史明社長は「ODM事業とOEM事業の両軸で成長し続ける企業を目指していく」と抱負を語った。
――2024年12月期は中期5カ年計画の最終年度でもありました。総括していただけますか。
岩瀬 コロナ禍でのスタートとなり、業績面では当初の計画から乖離してしまったが、2024年上期はODM事業が好調に推移した。
下期はOEM事業の安定した底支えにより、利益は計画を上振れする結果となった。
また、重点施策に位置づけた社内改革も順調に進めることができた。ただ、コロナ禍を経て市場環境の変化スピードがさらに速まっており、事業基盤を再度、整備・強化する必要があると感じた。
2024年度からは新たに「製造・研究・販売(営業)」(製・研・販)の連携を進める「バリューチェーン最適化プロジェクト」をスタートした。
さらなる品質向上と生産性向上を目指し、製・研・販それぞれでもう1段階のレベルアップを図りながら取り組んでいる。
2025年度は1月の組織変更で「SCM(サプライチェーンマネジメント)事業推進」を新設し、プロジェクトを加速させていく。また、「OEM事業の高度化」に向けて、製造と販売のさらなる一体化を図っていく。
――その他にも組織変更されました。狙いは。
岩瀬 新設した「企画マーケティング戦略本部」は、ODM事業の強化に向けて、独自の調査・マーケティング機能を高めていく。
15年後には創業100周年の年を迎える。経営ビジョンとして掲げる「世界最良のODM企業」の実現には、海外戦略、技術力の強化、事業環境整備、ガバナンスの強化、人的資本経営などもキーワードになってくる。
過去の成功体験にとらわれず、勇気をもって変化できる会社にしていく。
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 86ページ 掲載
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