三葵コーポレーション(本社=愛知)は、自社工場による化粧品容器の開発から製造までの一貫生産体制で、付加価値創造型の提案を強化している。5年ぶりの出展となる「第15回 化粧品開発展」では、主力のメークコンパクトとボトル容器のバリエーションに富んだ製品を展示する。
近純平社長は「様々な要望や受注に対応できる化粧品容器会社であることを改めてアピールしていく」と述べ、出展ブースでは開発を強化している「環境配慮型の新製品も展示していく」と話した。
メークコンパクトでは、環境対応への取り組みを推進しており、PET樹脂を使用した環境配慮型コンパクトのラインナップを拡充している。リサイクルPETを軸に、バイオマスPETやケミカルリサイクルPETなどを使用した新型コンパクトの開発を進めている。
さらにコンパクトの「樹脂皿」パーツも同様に、環境素材を使用したモノマテリアルな商品開発を行っている。
ボトルでは、液体ボトルに加え、泡で出てくるフォーマーボトルも様々な容量に対応できる多彩なラインナップを展示する。一般金型から顧客オリジナル金型の相談にも対応する。
また、同社は2022年10月に新たな経営ビジョン「創る、高める、未来のカタチ」を掲げて、独自資産を活かした新たな取り組みも推進している。
その取り組みの1つで、RYOTA YOKOZEKI STUDIO(本社=東京)と共同開発を進めてきた「ナノバブルシェイカー」は〈2024年グッドデザイン賞」を受賞した。
企業価値を向上させる取り組みをさらに強化
近社長は、企業価値向上に向けた取り組み強化を進めていく考えだ。
「短期的な利益追求にとどまらず、長期的な成長と持続可能性を実現することが重要で、環境配慮型の取り組みや社会的責任の遂行は、現代の企業価値向上において不可欠な要素となっている。今後も新たな領域・分野への挑戦する意欲を示していく」(近社長)
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この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 83ページ 掲載
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