ヘアケア専門OEMの近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は、ヘアカラーを中心にシャンプーやトリートメント、パーマ剤、育毛剤、スタイリング剤など、ヘアケア製品全般の処方開発と受託製造を幅広く手がけている。
「カラーとつやつや」をブーステーマに掲げる今回の化粧品開発展では、「化粧品ヘアカラー」「医薬部外品ヘアカラー」「つやつや」「頭皮健やか」の4カテゴリーから、同社が開発した最新の製品ラインナップを紹介する。
化粧品ヘアカラーでは、主力のカラートリートメントで原色以外に、アッシュ系やミルキー系などの中間色を新たに追加し、豊富なカラーバリエーションを披露する。
医薬部外品ヘアカラーでは、ダメージに配慮しながら染まりや発色を良くし、医薬部外品承認済みでスムーズな製品化が提案できる2剤式の白髪用ヘアカラー剤「K3Qカラー」(キレイ・輝く・黒々と・クオリティの略)を今年も提案する。
つやつやのカテゴリーでは、連用により髪のつやをアップするヘアスプレー・ヘアミスト・シャンプー3品を紹介する。
「昨今ニーズが高まっている髪のつやをアップさせるアイテムとしてはこれまで、ミストとシャンプーを提案してきた。今回は、より一層つや出しの効果を高めるために製品ラインナップを拡充し、エアゾールタイプのスプレーを20年ぶりに開発した」(岡部社長)
頭皮健やかのカテゴリーでは、2024年に医薬部外品として新たに承認を得た3種類の育毛剤(エタノールフリー育毛剤・K2GS(近代・黒々スカルプの略)育毛剤・薬用ヘアローションIG)を披露する。
エタノールフリー育毛剤は、ボタニカルエキスを豊富に配合している。エタノールフリー処方のため、ヘアカラーの退色を懸念する人でも安心して使えるという。
K2GSは薄毛と白髪の悩みに対するアプローチをコンセプトとし、白髪にエビデンスのある成分を配合している。
薬用ヘアローションは配合する4種の有効成分のうち、同社が独自開発したヒト毛乳頭細胞アクティブ原料「IG-Ex」を配合し、血行促進などの効果が期待される。
頭皮健やかのカテゴリーではこのほか、IG-Exを配合した自社商品「linolino(リノリノ)」(シャンプー・トリートメント・育毛剤)も併せて展示する。
「カラートリートメントだけではない、近代化学の様々な新しい製品を是非ブースでご覧いただきたい」(岡部社長)
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 81ページ 掲載
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