エア・ウォーター・リアライズ、出口戦略をサポートするODM提案

週刊粧業 2025年1月1日号 80ページ

カンタンに言うと

  • 抗糖化や長寿遺伝子の研究成果も
エア・ウォーター・リアライズ、出口戦略をサポートするODM提案

 エア・ウォーター・リアライズ(本社=東京)は、「第15回 化粧品開発展」にて、スキンケアやヘアケアの新規開発製品を中心に40SKU強を一堂に展示する。同社は産業ガス大手のエア・ウォーターグループで、化粧品ODM/OEMとエアゾール製品の開発・製造を中核事業にヘルスケア&ビューティ分野の新たな市場開拓を進めている。

 出展ブースでは、世界のビューティトレンドを踏まえた6つのゾーンを設け、自社の開発技術を活かした新製品を展示する。また、来場者の五感を刺激する体験ゾーンを前回(第14回)より充実させた。

 新井喜久社長は「2024年4月に新設したマーケティング部が中心となり、メーカーやブランドの出口戦略までサポートすることを目指した体験型展示になる。お客様の“つくりたい”を叶える当社の開発技術力や提案力をアピールしていきたい」と話している。

 開発を得意とするエアゾール化粧品ゾーンでは、「エアゾール技術で叶うテクスチャー」をテーマに、炭酸フォームやドライシャンプーなど展示製品を通じて、テクスチャーのユニークさや機能性成分の肌への浸透性向上など高機能化を実現するエアゾール技術を紹介していく。

 「オススメ原料」ゾーンでは、大小さまざまな企業の化粧品開発を担っているODM/OEM目線で注目する原料をセレクトし、成分を重視して化粧品を選ぶ消費者ニーズに対応する製品の紹介を行う。K-beautyで人気が高まっているPDRNやアゼライン酸、グルタチオンなどもセレクトし、それぞれ原料の特性を活かした処方組みを提案する。

 体験ゾーンでは、ワセリンフォームなど五感で楽しめる新感覚のコスメを展示する。また、指先で体内糖化度を測定できる糖化測定器「AGESセンサ」を用いた「美肌力測定」コーナーを設ける。

 糖化度測定の体験を通じて、エイジングの三大要因の1つである糖化ケアの理解促進を図るとともに、糖化レベルに合わせた抗糖化スキンケアの紹介を進める。測定に使用する「AGESセンサ」は、グループのエア・ウォーター・メディカルが扱う糖化測定器で、新井社長は「グループ連携により医療と美容の垣根を超えて、ヘルス&ビューティケアのサポートもできる会社であることも知っていただく機会にしたい」と話している。

 美髪パートナーゾーンには、高機能化・多機能化を実現したヘアケア製品を幅広くラインナップする。アウトバスタイプでは、薬用タイプの頭皮・スカルプケア製品や育毛剤も展示する。前回展示した、うねり・くせ毛を改善するヘアケアコスメは、展示会後に受注が増えた経緯があり、既存の開発製品も改めて紹介していく。

 海外対応ゾーンでは、海外市場を目指す日本企業の担当者や海外からの来場者を想定し、各国の法規制にカスタムメイド可能な製品を提案しながら、グローバル対応力を紹介していく。

 また、研究成果ゾーンとして産学連携で九州大学と共同で進めている「長寿遺伝子」研究の最新情報を公開する。

 「この1年で研究がさらに進み、技術的な知見も積みあがってきている。次世代型の化粧品として遺伝子レベルのスキンケア開発を進めていきたい」(新井社長)

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