カンタンに言うと
花王は、構造改革と成長戦略を軸にした中期経営計画「K27」において、事業構造改革や戦略的値上げ、稼ぐ力の改革が前倒しで進み、2024年に構造改革の大半に目途をつけた。25年は成長戦略へ軸足を移し、グローバルでの展開加速により事業成長を図っていく。
「ルールとやり方を変えるとスピードとスケールが変わってくる」と語る長谷部佳宏社長に2024年の動向と2025年の展望について話を伺った。
――24年度の振り返りと、事業ごとの取り組み、「K27」達成への手応えをお聞かせください。
長谷部 構造改革については、想定以上の効果が現れています、中国での紙おむつの生産終了や、「ニャンとも清潔トイレ」の事業譲渡などサニタリー事業では、成長を進めるうえでネガティブな部分はかなり整理できたという認識です。
戦略的値上げについても想定通りに進捗しており、現在は新商品に切り替わるタイミングで、生活者のニーズと当社の利益目標の両方を満たすような価格設定「バリュープライシング」の方向に舵を切っています。
つまり、国内を中心に成長戦略に移行し、構造改革や価格転嫁の段階からバリュープライシングの段階へ順調に進んでいると捉えています。
販売部門においても、想定以上に商品に対するバリュープライシングについてしっかりとした位置づけが行われ、チェーン毎にどのような提案をしていくべきかシステム化を進めた結果、価格に見合う商売が一気に進みました。
もう1つ想定以上に進んでいるのがスピード感です。
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この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 36ページ 掲載
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