資生堂 藤原憲太郎社長CEO、ビジネストランスフォーメーションを完遂し、共に稼ぎ、共に成長する

週刊粧業 2025年1月1日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 驚き・感動を提供するためのOMOの取り組みに注力
  • ――2024年は大きな変革を進めた1年となりました。
  • ――2024年を振り返り、具体的な成果についてお聞かせ下さい。
  • 「香吸美容」をキーワードに新たな価値開発を推進
  • グローバルでの構造改革を加速、One Teamとなり変革やり抜く
  • ――2024年の成果を踏まえ、今後どのように変革を進めていかれますか。
  • 生活者のエンゲージを高める最重要なタッチポイントへ進化
  • ――2025年度、日本事業の方向性はどのようにお考えでしょうか。
資生堂 藤原憲太郎社長CEO、ビジネストランスフォーメーションを完遂し、共に稼ぎ、共に成長する

 資生堂ジャパンは、2024年に新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を発表し、持続的な成長と収益性向上の実現に向けて変革を進めてきた。その軸は、圧倒的に愛されるブランド・商品づくりに向けた「ブランド戦略」と、価値観や購買行動が多様化する生活者との出会いを最大化・最適化する「タッチポイント戦略」であり、これらの戦略を確実に実行するための「人財変革」 を通じて日本事業は着実に成果を上げている。

 2025年、資生堂が掲げる「Personal Skin Beauty & Wellness Company」の実現に向けてグローバルで構造改革を進める中、日本はその先駆者となるべく、取り組みを加速させていく1年となる。

 今回の新春インタビューでは、今年、資生堂グループCEOに就任し、資生堂ジャパン社長 CEOを兼任する藤原憲太郎氏に、変革を進めた日本事業の成果の振り返り、持続的な成長に向けた2025年度の事業方針、意気込みについて話を伺った。

驚き・感動を提供するための
OMOの取り組みに注力

 ――2024年は大きな変革を進めた1年となりました。

 藤原 2024年、資生堂ジャパンは新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を進めてきました。この変革は、持続的な成長をしていくためのビジネストランスフォーメーションであり、日本事業が「Personal Skin Beauty & Wellness Company」の先駆者になるための取り組みです。

 「ブランド戦略」では、圧倒的に愛されるブランド・商品づくりを進め、クレ・ド・ポー ボーテやエリクシールなどのグローバル・コアブランドや「ベネフィーク セラム」をはじめとするヒーロープロダクトの育成、新市場創造に向けた「ファンデ美容液」の取り組みを、「タッチポイント戦略」では、生活者起点のOMOの取り組みを進めてきました。その結果、日本事業では昨年、多くのヒット商品が生まれ、大きな成長を実現し、マザーマーケットである日本がグローバルを牽引することができています。

 2025年日本事業は引き続き、話題になる商品や新たなカテゴリーを創造しながら、このビジネストランスフォーメーションを完遂し、「持続的な成長」と「稼げる基盤構築」、「人財変革」を実現することによって得意先さまと「共に稼ぎ、共に成長する」を実現し、化粧品業界全体の発展に寄与していく所存です。

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