日光ケミカルズは、精油・香料の可溶化に特化した100%ナチュラルな、植物由来のグリセリンと脂肪酸からなるRSPO認証対応の環境配慮型ポリグリセリン脂肪酸エステル「NIKKOL NIKKOSOLVE シリーズ」の販売を本格的に開始した。
現在、ナチュラル志向を受けて優れた可溶化性能を発揮する自然由来の可溶化剤へのニーズが高まっており、同社はこのニーズに応えるため、100種類以上の試作品を経て「NIKKOL NIKKOSOLVE L」「NIKKOL NIKKOSOLVE M」の2製品からなる「NIKKOL NIKKOSOLVE シリーズ」を開発した。
植物由来でありながら、従来の可溶化剤と同等以上の可溶化性能を有し、透明性に優れた製剤の調製を可能にした。また、精油や香料を高配合するボディミストのような製剤においても、透明に可溶化することができる。精油や香料の種類に応じて、2製品を使い分けることで幅広い用途に対応する。「L」はジャスミン油、ハッカ油、ローズマリー油など幅広い香りを可溶化するのに適しており、「M」はリモネンなど柑橘系の香りの可溶化を得意としている。
従来の可溶化剤は香料成分に対して10倍量程度必要であるのに対し、約6倍量の使用で可溶化を実現する。また、コールドプロセス(室温)での可溶化が可能で、混合時のゲル化が起きないなどの特長から、作業効率の向上にも寄与する。
この記事は粧業日報 2025年1月16日号 6ページ 掲載
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