改めて周囲を見直すと、国内外の景況感、人口問題と地方経済、さらには地球規模の気候気象の変化など、かつてない変動が連鎖しています。
この環境下で生きぬくためには、これらを「苦境」と考えるのではなく、正面から向かいあって、改革と改新のきっかけにしていかなければなりません。むしろ、前進や向上のための基礎体力を鍛え直すチャンスにしていく心構えと気迫が求められるのだと思います。
意外にも組織やチームは、順調で万全のときよりも、課題や問題が勃発したときの方がまとまりやすく、全社的な一体感と、新しい動機によるやる気がでてきたりするものです。難問や頭痛のたねが、手を組み知恵を出しあう協調性を刺激して、社内に新しい風を呼びこむこともあります。
弊社では昨年(2024年)9月「サロン ド プロ オイルリッチクリームヘアカラー」を新発売いたしました。サロン ド プロブランドでは11年ぶりとなる新シリーズです。
セルフカラーには、特有のニオイや準備の手間、髪へのダメージなどの不快感がつきまといます。今回の商品開発は、このような「当たり前」「仕方ない」と思われていたマイナスポイントに真摯に向き合うことからスタートいたしました。
長い年月をかけて試行錯誤し、各部門での士気を結集させて完成したこのたびの新シリーズは、快適な使い心地を追求しながら、色味も楽しめる商品に仕上がりました。セルフカラーをする際の面倒な気持ちや不安な気持ちを、「使ってみたい」「また使いたい」という前向きな気持ちに変えられるような商品づくりときっかけづくりを、本年も続けていきたいと考えています。
難局に囲まれた時代だからこそ、このように私たちは新しい価値や機会を見出すことができます。
2025年は巳年です。強い生命力にあやかって前向きな脱皮の年となるよう努めてまいります。
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 68ページ 掲載
■2025化粧品日用品主要業態の最新トレンド(ドラッグストア)~デジタル化で若年層を開拓■2024年の業態別化粧品販売、百貨店がインバウンド好調で2ケタ伸長~業態トータルの販売高は4.2%増で推移■激変するH&B市場・有力卸売業に聞く◎花王グループカスタマーマーケティング・中尾良雄社長~バリューチェーンの仕組みを刷新、新しい感性マーケティングが奏功◎PALTAC・吉田拓也社長~中間流通として...
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