化粧品・健康食品のOEM/ODM事業を展開する天真堂は今期(2025年12月期)、クライアント企業の海外展開と販路拡大を進めるとともに、自社商品の事業強化で売上伸長を目指す。
前期の振り返りと今期の抱負について、酒井裕一郎取締役に話を伺った。
――前期を改めて振り返っていただけますか。
酒井 売上が横ばいとなった一方で利益は増益で着地した。原料や資材の取引先を見直し、価格面で融通の利く会社から柔軟に調達できるよう仕入れ体制を強化した影響が大きい。
前期は海外展開が前進し、自社商品のプロテインをベトナムで販売する準備が整った。韓国では、日本で販売が好調なお客様の商品を今期から輸出していく。
中国では、デジタル貿易プラットフォームの開発・提供を手がける企業との連携により、KOLを起用したライブコマースでお客様の海外展開をサポートする。
――「成長分野への投資策」をテーマに、今期はどのような取り組みを推進していきますか。
酒井 今後の成長を語るうえではOEMだけでなく、自社商品の事業強化が欠かせない。OEMのお客様と商品がバッティングしないことは大前提だが、食品(プロテイン)以外に化粧品の領域でも自社ブランドを展開し、海外でヒットしている商品を当社が仕入れ、それを我々が日本で卸売販売していくことにも積極的にチャレンジしたい。
OEMに関しては今期より卸担当を増員し、ECの販路をメインとするお客様の商品を卸店さんに仲介して販路拡大をより一層サポートしていく。
「成長分野への投資策」という点で、人に投資しない会社は衰退してしまうため、従業員の成長につながる取り組みが重要になってくる。
私が病気療養で昨年9月から4カ月間不在となり、改めて経営はいつ何が起きるかわからないということを、身をもって体感した。
昨年は取引先の銀行さんに協力をいただき、課長以上の社員を対象にビジネススキルを向上する社内研修を実施し、今年は次世代を担う幹部社員の育成を優先的に行っていく。
この記事は粧業日報 2025年3月3日号 2ページ 掲載
■メナード、基底膜の脆弱化を解消することがシミの改善に重要■天真堂、顧客の海外展開と販路拡大を支援■ホシケミカルズ、高付加価値製品を適正価格で提案■フェイスラボ、人材育成が奏功し売上は順調に拡大■ロート製薬、音声バイオマーカー技術有するPST社と資本業務提携
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