容器の販売を手掛ける宮本は、ヘアケアやボディケアをはじめとした大型ボトルの売れ行きが好調で、業績は順調な推移をみせている。
近年、欧州諸国では環境配慮に関連した法規制が厳格化してきており、国内製品においても海外輸出を目指す製品では、プラスチックではなくガラス容器が採用されるケースが少しずつ増えてきているという。
このような背景を受けて同社では、欧州の環境配慮の観点が日本でも徐々に広がるという予測のもと、韓国のToly Korea社の容器の提案を再強化している。外側にあたる容器に、中身の入った容器を入れて使用する詰替タイプとなっており、詰替時には内側の容器を交換するだけで済むという。現在はスキンケアとメークアップ(コンパクトタイプ)に対応している。
ボトルタイプの場合は、外側の容器と内側の容器それぞれについて、プラスチック製とガラス製を選択することができる。外側のボトルをプラスチック製、内側のボトルをガラス製にすることで、使用後の内側のガラスボトルはリサイクルが可能となる。
クリームジャータイプの場合は、一般的に中身に対して容器の容量が大きい傾向にある。詰替タイプにすることで外側の容器を再利用でき、交換時には中身部分のプラスチックのみの廃棄に抑えられるため、プラスチック使用量の削減につなげることができる。
「今後については容器の種類や加飾の幅も広げていくことで、お客様により多くの製品を提案できるようにしていく。また、当社に限った話ではないが、受注量の増加に伴い、容器に関連する部品の納期が長期化する傾向が出てきている。短納期でありながら安全な容器の提供ができるよう、対応の検討も進めていく」(宮本浩樹社長)
この記事は週刊粧業 2025年3月10日号 4ページ 掲載
■特集/容器・パッケージ~市場回復で環境対応ニーズも再燃◎ツバキスタイル~2030年に向けて成長加速、事業基盤のさらなる強化を推進◎進洋~仕上がりの難易度が高い化粧品向けの製袋品が好調で今期は増収増益へ◎宮本~環境配慮のトレンドを見据え詰替タイプの容器を新たに提案◎日本クロージャー~高機能なキャップの提案を通して化粧品業界への本格進出を目指す◎リンテック~容器・パッケージのデザイン性向上に貢...
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