ツバキスタイル、2030年に向けて成長加速、事業基盤のさらなる強化を推進

週刊粧業 2025年3月10日号 4ページ

ツバキスタイル、2030年に向けて成長加速、事業基盤のさらなる強化を推進

 ツバキスタイルは、製造から加飾まですべてを自社工場で行う社内一貫生産を強みに、化粧品・トイレタリー容器の提案を行っている。2025年は新たに2製品を発表し、さらなる成長戦略を推進している。

 2cc吐出ポンプ専用シリーズ「ESPOIR(エスポワール)」「POMME(ポム)」は、グラセルと共同で開発した製品で、ポンプ形状を小さくすることにより、海外の香水のような高級感のある形状を実現している。ボトルとポンプを嵌合した際に見た目が重くならずスッキリとした印象を与える点が特長で、展示会でも高い評価を得た。また、1プッシュあたりの吐出量を2ccにすることで、従来の3cc吐出や1cc吐出と比較し、幅広い製品での採用が期待できるという。

 PETジャー容器シリーズ「BOL(ボル)」には、国内では珍しい「二軸延伸ブロー成型のPETジャー容器」の新型を追加した。延伸ブロー成型により高い強度と透明感を兼ね備えたPETジャー容器を実現しており、新型の開発を進め、さらなるラインナップ拡充を図っていく方針だ。

 水平リサイクルの取り組みについても引き続き強化する。認知度向上に伴い問い合わせが増加しており、2025年中に提携企業を10数社まで拡大することを目標としている。化粧品・トイレタリー容器のリサイクルは日本では未開拓の分野であるため、まずは国内市場でのシェア拡大を目指す考えだ。

 「引き続き、将来性のある企業とタッグを組み、ともに成長していきたいと考えている。中期経営計画では2030年に売上高100億円を目指している。技術力の向上や製品ラインナップの拡充を図るとともに、関西エリアでの営業力強化や第4工場の設立など、事業基盤のさらなる強化にも取り組む」(代表取締役社長 杉山大祐氏)

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