ツバキスタイルは、製造から加飾まですべてを自社工場で行う社内一貫生産を強みに、化粧品・トイレタリー容器の提案を行っている。2025年は新たに2製品を発表し、さらなる成長戦略を推進している。
2cc吐出ポンプ専用シリーズ「ESPOIR(エスポワール)」「POMME(ポム)」は、グラセルと共同で開発した製品で、ポンプ形状を小さくすることにより、海外の香水のような高級感のある形状を実現している。ボトルとポンプを嵌合した際に見た目が重くならずスッキリとした印象を与える点が特長で、展示会でも高い評価を得た。また、1プッシュあたりの吐出量を2ccにすることで、従来の3cc吐出や1cc吐出と比較し、幅広い製品での採用が期待できるという。
PETジャー容器シリーズ「BOL(ボル)」には、国内では珍しい「二軸延伸ブロー成型のPETジャー容器」の新型を追加した。延伸ブロー成型により高い強度と透明感を兼ね備えたPETジャー容器を実現しており、新型の開発を進め、さらなるラインナップ拡充を図っていく方針だ。
水平リサイクルの取り組みについても引き続き強化する。認知度向上に伴い問い合わせが増加しており、2025年中に提携企業を10数社まで拡大することを目標としている。化粧品・トイレタリー容器のリサイクルは日本では未開拓の分野であるため、まずは国内市場でのシェア拡大を目指す考えだ。
「引き続き、将来性のある企業とタッグを組み、ともに成長していきたいと考えている。中期経営計画では2030年に売上高100億円を目指している。技術力の向上や製品ラインナップの拡充を図るとともに、関西エリアでの営業力強化や第4工場の設立など、事業基盤のさらなる強化にも取り組む」(代表取締役社長 杉山大祐氏)
この記事は週刊粧業 2025年3月10日号 4ページ 掲載
■特集/容器・パッケージ~市場回復で環境対応ニーズも再燃◎ツバキスタイル~2030年に向けて成長加速、事業基盤のさらなる強化を推進◎進洋~仕上がりの難易度が高い化粧品向けの製袋品が好調で今期は増収増益へ◎宮本~環境配慮のトレンドを見据え詰替タイプの容器を新たに提案◎日本クロージャー~高機能なキャップの提案を通して化粧品業界への本格進出を目指す◎リンテック~容器・パッケージのデザイン性向上に貢...
バラ売り
【週刊粧業】ブームを超えた脅威!日本市場に浸透する韓国コスメの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2025年春の訪販化粧品メーカーの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2025年アップサイクルコスメ(原料・OEM編)の最新動向
C&T
C&T2025年4月号(No.203号)
バラ売り
【週刊粧業】2025年メーカー各社のR&D戦略
バラ売り
【週刊粧業】アイ・ティー・オー、メディカルコスメを本格的に普及
バラ売り
【週刊粧業】JACDS、1年前倒しで10兆円産業に
バラ売り
【週刊粧業】DECENCIA、敏感肌ケアとエイジングケアを両立
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。