セブン&アイHD、井阪隆一社長が退任し、スティーブン・ヘイズ・デイカス氏が後任に

粧業日報 2025年3月17日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ヨークHDを8147億円で投資ファンドに譲渡
  •  スーパーストア事業、専門店事業を重視
セブン&アイHD、井阪隆一社長が退任し、スティーブン・ヘイズ・デイカス氏が後任に

 セブン&アイ・ホールディングスは6日、5月の株主総会で井阪隆一社長が退任し、後任にスティーブン・ヘイズ・デイカス氏が就任すると発表した。デイカス氏は西友の社長を務め、2022年5月に社外取締役に就任した。24年4月に筆頭独立社外取締役に就き、カナダのコンビニ大手、クシュタール社の買収提案を協議してきた。

 代表取締役の異動と併せて、2026年下期までの米国セブン-イレブン・インクの新規株式公開と、スーパーストア・専門店事業のヨーク・ホールディングスを8147億円で投資ファンドのベインキャピタルに譲渡することを発表した。これらを原資に2030年度までに、2兆円の自己株式を取得する。

 井阪社長は2016年4月に就任し、スピードウェイの大型買収などによって米国コンビニ事業を拡大する一方、一部株主から資本効率の問題を指摘され、そごう・西武をはじめ、グループシナジーが薄い事業の構造改革に取り組んできた。その流れで、イトーヨーカ堂をはじめとするスーパーストア事業、専門店事業の分社化を決定した。直近ではクシュタール社の買収提案、創業家のMBOの提案・撤退に直面していた。

 6日の記者会見で井阪社長は退任を決意した経緯について、次のように語った。

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