カンタンに言うと
ライオンは、掃除しても戻ってくるトイレのニオイの原因が換気扇や壁などトイレ全体に広がる目に見えない「ニオイ菌」であることを見出し、銀イオンの煙でトイレをまるごと除菌して新たなニオイの発生を防ぐ新製品「ルックプラス トイレのまるごと除菌消臭くん煙剤」(1個、3個、オープン価格)によるトイレ掃除の新習慣を提案している。
トイレ掃除の実態を調査(n=1200、ライオンWeb調査、2023年12月)したところ、生活者の約8割は「掃除してもしばらくするとニオイが出てきて不満」と感じていることが明らかになった。また、便器や床を週に1回以上掃除している人は8割にのぼる一方で、換気扇や壁などは2~3割と少なく、生活者のトイレ掃除が便器周辺にとどまっていることがわかった。
そこで同社は、掃除しても戻ってくるトイレのニオイは、掃除が行き届いていない換気扇や壁、床奥(タンク裏)に潜む細菌が関与していると仮説を立て検証を行った。
まず、家庭のトイレのどの場所に細菌が存在するのかを調査した結果、床から換気扇に至るまでトイレ全体に細菌が存在していることがわかった。次に、ニオイの原因となる細菌の種類を調べた。同社の強みである菌叢解析技術を活用し、ニオイが気になるトイレの各場所における細菌を分析した結果、Micrococcus luteus(以下、M. luteus)とKocuria marina(以下、K. marina)という2種類の細菌が抽出された。
これらの菌は床から換気扇までトイレの様々な場所で検出され、換気扇のホコリや尿汚れと混ざることでニオイを増大させていることが明らかになった。以上の結果から、掃除しても戻ってくるニオイの原因は、掃除しにくい場所にたまった汚れとトイレ全体に存在するこれらの「ニオイ菌」が関与すると結論づけた。
そこで、これらの「ニオイ菌」の除菌による効果を評価したところ、除菌剤で除菌することで汚れと混ざってもニオイの発生を防ぐことができ、掃除しても戻ってくるニオイの対策として有効であることを確認した。
このように、掃除しても戻ってくるニオイの原因として、「ニオイ菌」がトイレの様々な掃除の行き届いていない場所に潜んでいてニオイの発生に密接に関与しており、除菌することが有効であることが新たにわかった。
この記事は粧業日報 2025年3月27日号 4ページ 掲載
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