資生堂は、「なでしこ銘柄」に5年連続で選定された。「採用から登用までの一貫したキャリア形成支援」と「共働き・共育てを可能にする男女問わない両立支援」を両輪で進めていることが評価された。
経済産業省が東京証券取引所と共同で2012年度から実施している「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。人的資本経営重視の流れを踏まえ、企業の女性活躍の取り組みの多寡だけではなく、経営戦略と結びついた女性活躍推進体制・取り組みとなっているか、それらが企業価値向上につながっているかという点を重視して選定している。
資生堂は社員がジェンダーや年齢、国籍、性的指向、性自認、障がいなどに関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、それらのシナジーによりイノベーションを生み続ける組織風土をつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけている。
グローバル視点では、資生堂グループのグローバルリーダーのうち女性が11名に増え、年代・国籍・文化的背景といったバックグラウンドの幅も広がった。中でも日本における女性活躍を積極的に推進しており、2030年までに日本国内のあらゆる階層における男女比率を機会均等の象徴である50:50にすることを目指している。2025年1月1日時点で、女性取締役比率は45.5%、国内資生堂グループの女性管理職比率は41.1%(速報値)、 グローバル全体では59.5%となっている。社内で開催している管理職としてキャリアアップを目指す女性社員のための「女性リーダー育成塾」では、次期課長・部長・経営幹部候補向けの3つのプログラムを設置し、着実なリーダーシップパイプライン強化につなげている。
加えて、社員がいきいきと能力を発揮できる環境構築を目指し、コアタイムのないフレックスタイム制度など、多様で柔軟な働き方も推進している。また、子会社KODOMOLOGYによる、これから親になる社員やそのパートナーへの育児トレーニング「KODOMOLOGYイクトレ」や、産後育児サポートなどを実施し、男性も育休を取ることが当たり前となる風土を醸成することで、男性社員の育児休業取得率100%達成にもつなげている。
この記事は粧業日報 2025年3月28日号 5ページ 掲載
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