木村産業は、セノリティクステーマの論文で「IFCSS TOP 10 ポスター」に選出された史上初の原料「Altheostem」(Provital社)の提案に注力している。
Altheostemは、植物性幹細胞の自己複製能に着目して作られた原料で、タチアオイと呼ばれる花のエキスが由来となっている。溶媒抽出ではなく1つの花から幹細胞を取り出して培養しており、半永久的な幹細胞培養が可能なため、サステナブルな製造方法で生産を行っているといえる。
主な効果として、老化した線維芽細胞の選択的なアポトーシスを誘発する。ポリフェノールを多く含有しており、規格書には総ポリフェノール量も記載されている。
同原料のin vitro試験に関するポスターが、セノリティクステーマの論文で当時初となる「IFCSS TOP 10ポスター」に選出された。セノリティクス作用をテーマにした原料は他にもいくつかあるが、Altheostemは老化細胞のアポトーシスを選択的に誘発することや、アポトーシスマーカーの活性化を確認するデータも整備されていることを踏まえると、より説得力の高いデータが揃っているといえる。β-ガラクトシダーゼの発現の減少や、老化細胞のみでのATPの減少についても確認されている。
In vivo試験では、皮膚の輝きや明るさ、弾力、表皮と真皮の幅、シワの形状や範囲に対する優位性が確認された。
AIを使用した試験も行われている。試験に参加したボランティアの画像をAIに照合させて年齢を推定させたところ、プラセボよりも測定年齢が低かったことから、一定の若返り効果も期待できるという。
「Altheostemは既に国内でも多くの引き合いがあるが、今後、ゾンビ細胞に対する注目度が上がることで、評価してくださるお客様がさらに増えることを期待したい」(同社)
この記事は週刊粧業 2025年4月7日号 17ページ 掲載
■特集/インクルーシブビューティ最前線~誰もが美しく生きることができる社会へ◎資生堂~手話を用いたオンライン美容相談、サービスでオムニPBPの職域拡大へ◎ポーラ障がいの有無に関わらず美容を楽しめる鏡を使わないメークレッスン活動に広がり◎牛乳石鹼共進社~心地よい清潔を誰にでも届けたいプロジェクト製品を今夏、発売へ◎ハーバー研究所~障がい者支援を目的に開始して15年、活動に広がり、社員の成長の場...
バラ売り
【C&T・2025年4月号】キッズコスメの最新動向
週刊粧業
週刊粧業2025年4月7日(第3432号)
バラ売り
【週刊粧業】2024年化粧品業界 基礎データ
バラ売り
【週刊粧業】2025年メーカー各社のR&D戦略
バラ売り
【週刊粧業】CITE JAPAN 2025
バラ売り
【週刊粧業】2025年2月化粧品・家庭用洗浄剤出荷統計
バラ売り
【週刊粧業】2025年上期化粧品原料の最新動向(CITE JAPAN 2025)
バラ売り
【週刊粧業】ツルハHD、ウエルシアHD、イオン、25年12月に経営統合
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。