コーセー、メイク キープのパウダーを改良、紙おしろいも発売

粧業日報 2025年4月23日号 3ページ

カンタンに言うと

  • ラインナップ強化で顧客接点を最大化し、市場での存在感の確立めざす
コーセー、メイク キープのパウダーを改良、紙おしろいも発売

 コーセーは6月16日、メークアップフィクサー市場を牽引している「メイク キープ」シリーズから、機能性と使用感を向上させたルースタイプの「メイク キープ パウダー EX」(想定価格:5g 1386円)と、1枚でテカリや皮脂のべたつきを抑える紙おしろい「メイク キープ オイルブロック 紙パウダー」(想定価格:50枚入495円)を、全国のドラッグストア・量販店・Maison KOSÉ(店舗とECサイト)・その他ECサイトを中心に発売する。今回発売する2つの商品は、累計出荷本数1600万本を突破した「メイク キープ ミスト EX+」の圧倒的品質を叶える「スーパーメイクコート成分」の技術を応用している。

 汗や皮脂による「化粧くずれ」は、世代や性別を問わず、長年にわたりメークに対する大きな悩みの1つとされてきた。近年、化粧品市場では各社から化粧くずれを防ぐアイテムが多数登場しており、メークアップフィクサー市場は、時代のニーズに応じた新たなジャンルとして急成長している。

 中でも、フェイスパウダーは、ベースメークの最後や化粧直しに肌へ塗布することで、気軽に「化粧くずれ」を防ぐことができるアイテムとして、10~60代の全年代にて使用者数が増加している。また、あぶらとり紙や紙おしろいは、手軽に化粧直しができる機能性が見直され、Z世代を中心にSNSで話題が再燃している。

 今回、メークアップフィクサー市場で今後使用したいアイテムを調査したところ、「あぶらとり紙・紙おしろい」が最も多く挙げられた。さらに、同社の「メイク キープ パウダー」使用者は、約7割があぶらとり紙を使用していることがわかった。近年は、あぶらとり紙や紙おしろい市場も拡大傾向にあり、前髪にも使用できる商品など消費者ニーズに応じた商品が登場している。

 今回発売する「メイク キープ パウダー EX」は、強靭さと柔軟性を兼ね備えた自社オリジナル素材「架橋型MQレジン」をパウダーにコーティングした。このことで、従来品の化粧くずれ防止効果に加え、毛穴やシワといったメークよれしやすい部位にフィットしながら、表情変化によるメークよれや時間経過によるテカリを防ぐ。さらに、「こすれプルーフ成分」を肌への親和性が高い透明な粉体に改善することで、白浮きを改善しファンデーションの色を邪魔しない、つけたての美しさを持続する。保湿成分としてシカ(CICA)成分・スクワランを新たに配合し、乾燥感の少ない使い心地を実現した。

 「メイク キープ オイルブロック 紙パウダー」は、あぶらとり紙に「メイク キープ」シリーズ共通の「スーパーメイクコート成分」を配合しているため、肌の上の余分な皮脂を吸収しながら、毛穴カバーを叶え、サラサラと美しい仕上がりが持続する。持ち運びにも最適で、軽く抑えるだけで簡単にメーク直しが完了し、前髪にも使用できる。肌への密着性と肌馴染みの良さを両立した透明感の高いパウダーで、白浮きしにくく、性別問わず使いやすいという。

 化粧くずれを防止するシリーズとして人気を博している「メイク キープ」シリーズのパウダーをリニューアルし、さらにアイテムのラインナップを強化することで、多様なニーズにしっかり応え、顧客ロイヤリティの向上や顧客接点の最大化を狙う。また、近年急速に成長するメークアップフィクサー市場を切り開いたシリーズとして、その存在感をさらに高め、確固たる地位を築いていく。

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