粧業日報 2025年5月15日号 1ページ
カンタンに言うと
日本色材工業研究所の2025年2月期連結業績は、売上高が前期比17.2%増の176億3200万円、営業利益が10.8%増の4億8900万円、経常利益が9.9%減の3億6700万円、当期純利益が45.7%減の2億1600万円となった。
新型コロナ前に生産設備を増強したつくば工場の稼働向上で固定費を打ち返し、大幅増益となった一方、フランス子会社の支払利息の増加やユーロ建て金利の上昇、為替レートの変動による為替差益から為替差損への転換、前期一時要因(税効果)などにより、経常利益と当期純利益は減益となった。
国内(日本色材単体)は、売上高が21.3%増の124億4200万円、営業利益が151.4%増の5億5400万円だった。
売上面では、新型コロナ明けで国内メーカーの新製品発売ニーズが高まり、特に口紅などの新規案件で受注を回復したほか、海外からの大口受注獲得で上期に過去最高の水準まで上昇した。下期に入り新型コロナ明けの受注の波が沈静化したものの、最終的には通期で20%を超える大幅増収となった。利益面では、社内工数の確保が間に合わず外注が増え、インフレによる原材料費・人件費・光熱費など各種経費の上昇などの圧縮要因があったものの、上期の稼働向上が増益に大きく寄与した。
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この記事は粧業日報 2025年5月15日号 1ページ 掲載
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