太陽化学、植物由来のαゲル乳化剤製剤に期待~新処方・新データも多数紹介

週刊粧業 2025年5月12日号 26ページ

太陽化学、植物由来のαゲル乳化剤製剤に期待~新処方・新データも多数紹介

 太陽化学は、CITE JAPAN 2025において、「~触って実感~、試したくなる太陽化学の化粧品素材と処方技術」をコンセプトに、新製品や新処方を紹介する。

 新製品「サンソフト HPA-C(MB)」は、100%植物由来のαゲル乳化剤製剤で、保湿効果の持続性に優れた特徴を持つ。シリコーンフリーコンセプトに合致したクリームを作った場合、肌に塗布すると白浮きしてしまう課題があるが、この原料を使用して乳化させた場合は白浮きを抑える効果が期待でき、さらに有効成分を高配合しても処方に優れた安定性を発揮する。

 展示ブースでは、「角栓ケア・毛穴ケア」と「ナチュラル」の2つのテーマで各製品の紹介を行う。

 角栓ケア・毛穴ケアゾーンで紹介する「サンソフト M-12-J」と「サンイーサー L-4」は、肌にとって低刺激でありながらしっとりした洗い上がりで、肌に対して有用性が高い特徴を持つ。今回は新たに見出したオレイン酸除去効果の紹介を行うほか、三洋化成工業との協業による洗浄料の新処方を展示する。

 同社の強みであるクレンジング剤は、油系から水系まで幅広い処方系に対応可能な実例として各種試作品の展示を行うとともに、角栓ケア・毛穴ケアの機能についての紹介もセットで提案する。

 ナチュラルをテーマとしたゾーンでは、前述の「サンソフト HPA-C(MB)」を筆頭に、スキンケアで使用可能な乳化剤やヘアケア向け原料を多数紹介する。「サンソフト SPC4-C」では、新処方としてクレンジングバームとクレンジングクリームを提案する。ナチュラルでありながら高い洗浄力を有し、さっぱりとした使用感を実現している。安定性も高いことから、従来にないユニークな処方例としてアピールしていく。

 5月14日13時15分からの出展者技術発表では、主力原料であるポリグリセリン脂肪酸エステルの基礎的な機能や特徴を発表し、「サンソフト」の提案を行う。

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